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独特の形が人気の鉄甲丸の発根管理を解説!
鉄甲丸(てっこうまる)は、凸凹した胴体が特徴的なユーフォルビアです。
「オベ鉄」と言われる「ユーフォルビア オベサ × 鉄甲丸」と交配した品種を作りたいため購入しました。
無事発根した様子で葉も展開し始めたため、この記事では「鉄甲丸」の発根管理の方法とポイントをまとめてご紹介します。
・必ず発根を保証をするものではないのでご注意ください。
・また素人の方法になりますので参考程度にとどめてください。
このブログではアガベやコーデックスの個人輸入、発根管理歴4年の筆者が発根管理の方法や植物についての様々な情報を発信しております。
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鉄甲丸の基本情報
鉄甲丸 / Euphorbia bupleurifolia (ユーフォルビア・ブプレウリフォリア)は、多肉植物の一種で、南アフリカのケープ州からクワズールナタール州にかけてのサバンナ地帯に自生しています。
日本では古くから園芸愛好家の間で栽培されてきたため、鉄甲丸という名称の方で広く知られています。
成長は遅く、最大でも直径7~8cm、高さ20cmを超える程度までにしかなりません。雌雄異株で春に開花します。
日本の夏の多湿がとても苦手で耐寒性も強くなく、冬季は葉を落として休眠します。
そのため1年を通して日当たりと風通しのよい環境で育てます。
冬は最低温度5℃程度は保てる環境下が良いため、室内に取り込み育てることが必要になります。
鉄甲丸の発根管理手順
鉄甲丸の発根管理は他の植物に比べると簡単です!
大まかな手順はこのようになっております。
発根管理の手順と共に発根管理の成功を高めるポイントを詳しく解説させていただきます。
発根管理に必要な道具をこちらの記事にて詳しく紹介しているので是非ご覧になってください!
【7選】アガベ・コーデックス発根管理に必要な道具を徹底解説Step.1
鉄甲丸の選定ポイント
好みの形を選ぶようにしましょう!
鉄甲丸はじめユーフォルビア属は非常に強い植物です。
グラキリスやパキプスなどのように鮮度に左右されるということは比較的少ないです。
しかししっかりと抑えておくべきポイントは存在するのでご紹介させていただきます。
- 好みの形を選ぶ
- 張りがあるもの
鉄甲丸のベアルートを購入するとなると基本的にネットでの購入になると思います。
実際に触ったりできないと思うので、画像から好みの形、萎んでおらずしっかりと張りがあるもの、腐っている可能性があるので黒ずんでいるのを避けるようにしましょう。
ヤフオクで購入して少し不安でしたが、腐りや萎んでるか所などなく比較的鮮度は良さそうでした。
Step.2
発根促進剤等の薬剤に浸ける
発根促進剤は必要に応じて実施してください!
鉄甲丸はパキプスやグラキリスに比較すると強い・頑丈な植物と言えます。
そのため発根促進剤は必要に応じて使用してください!
発根促進剤は使用しなくても良いですが、輸入した場合は殺菌のダコニールやベンレートはなるべく使用した方が良いと考えます!
使用する場合は以下を参考にしてください。
- オキシベロンとダコニールに半日浸ける
- オキシベロンは100倍希釈
- ダコニールは500mlに対して数滴
オキシベロンとダコニールにそれぞれ6時間程度浸け、半日ほど薬剤に浸けます。
この辺りは他のコーデックスと一緒になっています。
消毒用にダコニールに6時間程度浸けています。
ダコニールは500mlに対して数滴垂らして使用しています。
ダコニールで消毒後にオキシベロンは100倍希釈(大体)に同じく6時間程度浸けます。
正直希釈はそこまで細かくせず、おおざっぱにしております。
Step.3
そのまま植えて土耕で管理をする
ユーフォルビアの樹液は危険のため注意!
鉄甲丸が属する「ユーフォルビア属」は毒性の樹液を持つことで有名です。
樹液には、皮膚刺激性や毒性を持つ化合物が含まれており、人や動物に対して刺激やアレルギー反応を引き起こすことがあります。
特に、目や口、粘膜に触れると、重篤な刺激や炎症を引き起こす可能性があるため、取り扱いには注意が必要です。
そのため取り扱いには十分気を付けましょう!
そのためコーデックスやアガベなど根を切ったりしますが、鉄甲丸は主根を切ったりはせず、そのまま土に植えます。
鉄甲丸は蒸れに弱いため「排水性の高い土」「通気性の良い鉢」を使用するようにしましょう!
今回鉄甲丸に使用したのは「GREAT MIX CULTURE SOIL」を使用しました。品質が非常に高くおすすめです!
また小さいものの発根管理ではプラステラを愛用しています!
こちらも安価で通気性もよく、発根管理、育成には非常におすすめの鉢となっています。
ふるい付の土入れは微塵をある程度取り除くことも出来ておすすめです!
持ってない方派には非常におすすめしたいアイテムです!
これらに植えたら水をたっぷり上げて微塵を抜き足ります。
水をたっぷりやったらあとは温度の高く、乾燥した場所で管理するだけです!
Step.4
温度が高く乾燥した場所で管理
温度が20度以上をキープしました!
発根管理では原産地同じような環境にすることが重要です。
鉄甲丸の原産地は温度が高く、乾燥した土地のためこの環境に近づけるようにします。
必要な温度 | 20度以上 |
水やり | 土が乾いたらたっぷりと上げる |
春・夏 | 外管理でもOK、真夏は室内がベータ |
秋・冬 | 気温が低いので屋内 可能であれば温室がベスト! |
気温が低いと発根はしないため、気温・温度は高くなるようにします。
目安としては筆者としては20度以上はあると良いと思っています。
水やりは土が完全に乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。
腰水などは不要と考えています。
管理場所は春・夏は外管理OKです!
秋・冬は気温が低いのでなかなか発根しないので温室があればBESTです!
温室があれば温度を高く維持でき、サーキュレーターで乾燥した状況も作り出すことが可能です。
簡単な温室の作り方もこちらの記事で紹介していますので、是非ご覧になってください!
【初心者必見】コーデックス、アガベの簡易温室を超簡単自作・DIY!発根管理後1か月半経過の様子
無事に葉も展開し始めました!
株のグラつきもなくなってきたので、無事発根したと考えています。
ユーフォルビアの根は細かいものも多いので、あまりすぐに抜いたりはせずこのまま経過観察を使用と思います。
まとめ
今回は鉄甲丸の発根管理について解説させていただきました。
発根済みの鉄甲丸を購入するのも良いですが、発根管理から管理して育てるのも成長が楽しめ、また花をつけて種を取れるのでお勧めです!
是非、鉄甲丸の発根管理に挑戦してみてください!
このブログでは他にも植物の発根管理方法などもご紹介しているので是非ご覧になってください!