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今回は特徴的な樹形が魅力的なユーフォルビアギラウミニアナの発根管理について筆者なりの方法を徹底解説させて頂きます!
ギラウミニアナはユーフォルビアの中でも高価な部類に入り、特に発根済みのもので樹形の素晴らしいものは非常に高価です。
そこで比較的安価に手に入るベアルート/未発根株の発根管理の方法をご紹介させて頂きます!
あくまで筆者のやり方です。発根を保証するものではないのでご了承ください。
・ギラウミニアナのベアルートを購入した方
・発根管理に挑戦したい方
このブログではアガベやコーデックスの個人輸入、発根管理歴4年の筆者が発根管理の方法や植物についての様々な情報を発信しております。
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ユーフォルビア ギラウミニアナとは?
ユーフォルビア・ギラウミニアナは、ユーフォルビア科の多肉植物で、南アフリカ原産の常緑低木です。
ユーフォルビア・ギラウミニアナは、南アフリカのコーカ山脈やヌミスベルク山脈に自生しています。
乾燥した草原や灌木地に生息しており、乾燥に強く、乾燥地帯に適応しています。
ユーフォルビア・ギラウミニアナは、灰色の茎と葉を持ち、全体的に小型で、成長すると高さが30〜60cmになります。
花は、黄緑色で小さく、夏に咲きます。
独特の樹形が人気のコーデックスとなっています。
ユーフォルビア ギラウミニアナの育て方
ユーフォルビア・ギラウミニアナは、比較的育てやすい植物の1つであると筆者は考えます。
以下のような条件で育てます。
- 日当たりがよく、風通しの良い場所に置く。
- 適度な水やりを心がける。水をたくさんやると根腐れを引き起こすことがあるため、土が乾いたら与える。
- 肥料は、春から秋にかけて月に1回程度与える。
- 繁殖は、挿し木や葉挿しで行うことができます。(筆者未経験)
- 温度は、5℃以下になると凍傷を受けるため、冬季は室内で管理することが望ましい。
ギラウミニアナの発根管理の注意点
ユーフォルビアの樹液には毒性で危険です!
発根管理の際には必ず手袋等をして皮膚を守るようにしましょう!
皮膚が水ぶくれになったり、傷口などに入ると腫れ上がったりします。
塊根植物、コーデックスの発根管理を行う際に主根を切ることが多いですが、ユーフォルビアに関しては筆者はあまり主根を切りません。
というのも樹液に毒性があり危険だからです。
切っても大丈夫という話は聞くのですが、筆者はあまり切りません。
もし切る場合はしっかりと乾かして(切るととんでもない量の白い駅が出てきます)白い液が止まってから処理をするようにしましょう!
発根管理の手順
好みの樹形で枝折れが少ないものを選びましょう
消毒と発根がしやすいように薬に浸けます
薬剤に付けた後は更に発根剤を塗布して乾燥させてます
通気性の良い鉢、排水性の高い鉢に植えこみます
自生地に近い環境で管理します
ではここから実際の発根管理の方法と注意点を説明させて頂きます!
発根管理に必要な道具をこちらの記事にて詳しく紹介しているので是非ご覧になってください!
【7選】アガベ・コーデックス発根管理に必要な道具を徹底解説必要な道具
発根管理を成功させるには環境を整えることと、適切な処理を行うことが重要と考えます。
筆者がいつも利用している道具は以下の通りとなっています。
手順①
株を選定する
ギラウミニアナは独特の樹形が魅力的な植物です。
好みの樹形のものを選びましょう!
枝の折れが少なく、しわが入っていないような新鮮な株を選びましょう。
ユーフォルビア ギラウミニアナはその独特の樹形が人気の植物だと思います。
株によってさまざまな形がありますが、低重心で枝が広がっているものが人気があるように思います。
好みの樹形を選んでいただく共にしっかりと新鮮かどうかが発根管理の成功率を左右させます。
そのため枝の折れが少ないものやしわが少ないものを選ぶようにしましょう!
手順②
ダコニール希釈水
オキシベロン希釈水に浸ける
・500mlに5滴程度ダコニールを入れて半日浸ける
・オキシベロン100倍希釈で半日浸ける
ギラウミニアナの発根管理の際にまず行うのは根元の殺菌処理です。
今回ユーフォルビアギラウミニアナに関しては主根を切らずに処理を進めます。
まずダコニールを希釈水を作ります。
希釈水はいつも適当なのですが…500mlペットボトルに5滴程度入れております。
そちらにギラウミニアナを入れて、半日ほど浸けておきます。
筆者は朝にやる場合は仕事帰りまで、夕方〜夜に浸ける場合は朝起きるまでやっております。
ダコニール希釈水につけた後は発根を促進させるためにオキシベロンの希釈水に浸けます。
私の場合は100倍希釈で半日ほど浸けます。
濃いのはあまり良くないと思うので、長時間浸けたい場合は薄めの希釈水にして長時間つけるのが良いかと思います。
手順③
薬品塗布してから乾かす!
・ルートン、ベンレートを塗布!
・濡れているときに塗った方が塗りやすい!
・極力薄く塗りましょう!
・画像撮り忘れました…
オキシベロンに半日つけたら、乾かすのですがこの時に筆者はルートンとベンレートを一緒に塗布してしまいます!
乾かしてから塗るという方も多いです。
しかしルートンとベンレートは共に粉状の薬剤のため、乾燥した状態では薬剤がうまくつきません。
そのため筆者はオキシベロンに浸けたあと濡れた状態の時に薬剤を塗布してしまいます!
塗布する際はとにかく薄く塗りましょう!筆があると便利です!
ルートン、ベンレートを塗布したらしっかりと乾かしましょう!
手順④
鉢に植え込む
・土は排水性が良い物
・鉢もなるべく排水性通気性が良いものが〇
下処理も済んだので、鉢に植え込んでいきます!
鉢はスリット鉢など通気性、排水性が高いものがおすすめです!
土も同様で排水性が高いものがおすすめです!
土の配合はアガべの土と同様のものを使用しております!
こちらで解説しております!
【初心者必見】アガベにおすすめの土を紹介!市販品or自作の土どちらがいい?疑問解消!植え込んだ後は筆者すぐに水やりを行い、微分を取り除きます!
手順⑤
温度高めで乾燥気味に管理
水やり:土が完全に乾いたら水やり
温度:25度前後
しっかり風をサーキュレーターで回しましょう!
ギラウミニアナは乾燥した土地に自生しています。
そのため腰水管理などはせずに、乾燥気味に管理します。
アガベなど腰水管理するものもありますが、ギラウミニアナは乾燥した土地が好みなので乾燥気味に管理します。
温室をお持ちの方は温室での管理が温度や湿度も管理しやすいのでおすすめです!
温室をお持ちでない方は別の記事で簡単な温室の作り方をご紹介してますので是非ご確認下さい!
【初心者必見】コーデックス、アガベの簡易温室を超簡単自作・DIY!湿気に比較的弱い植物だと思いますので、サーキュレーターで風をしっかりと回すことも重要だと思います。
あとは発根するまで根気良く待ちましょう!
植え込み後すぐに葉が出てくることもありますが、発根していないこともあります。
葉が多く展開し、調子を崩さず長い間管理できていれば発根出来ていると思います!
発根管理2か月後の様子
葉が展開されて、花も展開されたりしております。
根を目視で着ておりませんが、恐らくしっかりと根を張っていると思います!
ユーフォルビアは強い植物なので、新鮮な株で管理をしっかりとおこなえば発根はそこまで難しくないように思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はユーフォルビアギラウミニアナの発根管理についてご紹介させていただきました!
発根を保証する方法ではありませんが、株が新鮮な物であれば比較的簡単に発根が可能かと考えます。
是非参考にしてみてください!
他にも植物についての記事も書いてますので是非ご覧になってください!