【元店長が解説】アパレル業界の裏側!服屋の店員が声をかける本当の理由6つ!

アパレル 店員 販売員

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アパレル 店員 販売員

いちいち声かけてきてうざいなー

ゆっくり見たいのに

よくこんな声がネットで出てますよね。

この気持ち私も非常に理解できます!

「ゆっくり見たいのに声かけてこないで!」思いますよね…

今回はこのアパレル店員論争でよく話題に上がるこの疑問について元有名セレクトショップの店長の筆者がお答えしていきたいと思います!

結論

声をかける理由:売上を上げるため
・販売員がうざい理由:接客販売力がない、空気が読めない

簡単に言うとこれに尽きます。

では細かく見て行きましょう!

大前提!アパレル店員は販売員!

販売員は店舗にお越ししたお客様に有形商材を販売する職業。
販売員=サービス業ではない!
物を売ることが仕事である。

アパレルの販売員なんてサービス業でしょ?

極稀にこういうことを言う方がいます。(ほとんどの方は違いますが。)

アパレル店員の仕事は販売員です。

販売員は店舗にお越ししたお客様に有形商材を販売する職業です。

決してサービス業ではありません。

その点をまずしっかりとこの点を抑えておきましょう!

極端に言ってしまうと、これが声をかける理由に尽きる気がします。

だから店員が売り込んでくるのは当たり前です。

それが彼ら、彼女らの仕事ですので。

声をかけてる店員のほうが売上が断然高い!

アパレル販売員 服屋店員
販売員は個人の実績が評価となる。
声をかけている≒接客をしている販売員の実績の方が高い

お店の販売員が声かける一番の理由は「声をかけてる店員のほうが売上が断然高い!」です。

これは内部の事情ですが実は積極的に声をかけてる店員のほうが個人の売上高いんです!

もちろんその分打席に立ってるってことでもあると思うんですけど。

ただ勿論、むやみやたらに声をかけるんじゃなくて店員全員がひとりひとりに適した声をかけるとか接客販売力が高かったらいいんですけどそうはいかないんですよね。

だから不快に思う方が多い状況。

ちなみにですが、よくノルマとかネットで言われてますけど個人にノルマ課してるお店は筆者は聞いたことありません!

多分ないんじゃないんですかね?(大手セレクトショップはないと思います。B社、U社、T者、J社、B社など。)

インセンティブあるところはありますが。

いくら売れというノルマはないと思います。

しかし販売員なのでノルマはありませんがやはり売ってる人のほうが評価は高いです。

だからみんな頑張って接客しようと声かけてるんです。

みんな個人個人の売上のために働いている人が多いです。

だからみんな積極的に声をかけるんですね。

誰も対応しないで売れたら個人の売上には計上されないので。(私がいた会社はそうでした。)

自分が声をかけてレジまでご案内すれば、自分の売り上げが立つ。

だから声をかけるんですね。

アパレルうざい店員=自分のことしか考えていない店員

・相手のことを考えていない
・空気が読めない
・自分のことばかり考えている
こんな販売員が多いのが現実…

なんであんなにうざい店員って多いのかしら?

一概には言えませんが、基本的にネットなどでうざいなど言われている店員は

  • 接客販売力がない
  • 新人
  • 空気が読めない(プライベートでも)

こんな方だと思います。

お店側の指導不足でもあると思いますが、表情、しぐさからお客様の心境などを察することが出来ていないんですね。

簡単言うと友人と会話してて、つまらなそうな話を延々と続ける空気読めない奴いますよね?

その友人が販売員になってしまうんです。笑

これがアパレルの販売員がうざい理由です。

こんな友人は友人でもうざいですよね笑

しかし全員が全員こういった店員ではありません。

中には顧客様が非常に多い方もいたりと人気の店員もいることが事実です。

そういう店員は簡単に言うと接客販売力が高い=空気が読めるんです。

・お客様のことをよく見ている。
・表情、しぐさなどから気持ちを察し、嫌なことはしない。
・声かけるタイミングなどが適正
・動き表情などを監察し、接客を求めているか検討が付いている

このように簡単に言うと空気がめっちゃ読めるんです。

だからきっとお客様も不快に思わない。

もし思ったとしたらすぐに引いてくれるはず。

もしアパレルの販売員に少しネガティブな印象を持っている方がいれば接客販売力が高い店員に会って頂けると少しは印象が変わるように感じます。

声かけない=仕事していない風潮

販売員は有形商材を販売する仕事です。
=実績がない販売員は仕事が出来ない/していないという風潮があります。

販売員なので販売することが仕事です。

そのため何もせずに立ってると仕事をしてないと周りのスタッフから思われたりしちゃうんです。

また声をかけてもちろんクレームになることは多々あります。(これも基本的に接客販売力がない店員。)

ただ反対に接客しなければしないでクレームなることも多々あります。

私の経験で2回クレームをもらいました。

・言葉遣いがブランドイメージと合ってない
・スタッフいたのに接客してくれなかった。

どちらも入社間もない時にもらいました。

接客しない=仕事をしていない風潮なので接客してくれなかったというクレームは大問題

仕事していない&クレームでダブルパンチなので。

お客様の気持ちをわかれば、こんなクレームもらわないんですが、それがこの仕事の難しいところ。

しかし醍醐味でもあるかもしれませんね。

接客・販売方法も含めてブランディング

アパレル販売員 服屋店員
接客スタイルもブランドの印象の一つ!
そこの店員が嫌いであればもう行かなければ良い!

そのお店のブランディングは商品だけで決まるものではありません。

販促、販売方法などすべてによって決まるのです。

そこの接客方法、店員のキャラクターなどもそこのブランドらしさと捉えましょう。

高級店では手厚くもてなしてくれますし、GUなどの低価格帯のブランドであれば接客はしません。

例えば、接客はものすごく悪いけどおいしい飲食店にクレームとか入れる人とかほとんどいないのではないでしょうか?

気に入らなければ恐らく、もう行かないはず。

服屋も一緒で店員、お店の雰囲気が嫌なら行かなければいいんです。

しかしどうしてもそのブランドで服を買いたいのなら、そこの接客を受け入れる。

または同じブランドの近隣店舗に行ってみるが良いと思います。

きっと接客販売力のある店員がいて、気持ちよく買い物ができるはず。(気持ちよく接客してくれたり、放置してくれたりその人に合った対応してくれます。)

今や数多のブランドがあり、そこだけのオリジナリティのある商品を取り扱うブランドは少なくなりました。

他のブランド探しましょう!笑

あと声をかけられないとそれはそれでかなり気まずいです。笑

ずっと見られている気がして居心地がいいものではありません。

またいざ声かけるとなるとずっと話していなかったから逆に気まずくなります。

それはお客様も店員も同じです。

気まずくなりたくないから、店員は早めに声をかけておくという手段も実はあります。

ユニクロとは違う!一人では買いづらい店作り!

声かけない方がゆっくり見れて売上上がるでしょ?
ユニクロみたいに接客しないほうが売れるのでは?

こんな声をよく聞きますが、これにはお店の作りによる実現できない可能性があるのです!

基本的にユニクロと他のお店の作りは違います!
ユニクロはお客様が勝手に買ってくれる作りになってるんです。
  • サイズ・色が全て陳列されている。
  • 周囲の視線が気にならないように頭の位置辺りまで商品が積まれてる。
  • 探してるものがわかりやすいようにアイテム毎に展開している(フリースはフリースで展開。フリースとパンツを一緒に展開などはない。)
  • 商品の近くには商品の特性・機能・価格が書いているPOPが置いてある。

これらは全て一人で勝手に買ってもらうためなんです。

小さい店舗ではユニクロのような展開は難しい

店舗が小さいので出せる量が限られています。

出ていないサイズ、色などあるので、それを出したりという接客のお手伝いをするために販売員がいるのです。
開放感が出るように基本的に商品や什器は目線より低い。=商品量が少ない

そうでないと店舗の圧迫感がすごくかなり狭く感じてしまう。

商品が見にくく感じてしまうのです。

もちろん一人で勝手にユニクロみたいに買ってくれたら人件費もかからないですし企業側としてそんな嬉しいことはないですよね。

でもショッピングモール内などではそんな広大な面積の店舗借りれないんです。

ユニクロの資本力あって実現できることなんです。

だから一人で買いにくい作りになってるのです。

だからそのデメリットを補うために店員がいるんですね。

防犯の観点はあるけど意識はしていない!

防犯上仕方がないって聞くけど本当?

こちらもよくネットなどであがってますが、半分正解、半分間違いです。

多少意識はしてますが、防犯のために声をかけている、接客をしているという意識のもと行動している人はほとんどいないです。

盗難が多いのは事実

  • 子連れの親が高額品盗む
  • ダウンジャケットをハンガーついたまま手に持って盗む
  • 指輪を試着してそのままダッシュで逃げる

このような漫画のようなことを本当する人が存在します。

これを防犯カメラで確認したときは開いた口が塞がらないですよ。

一見普通の人でも侮れないのは事実。

一般人でも万引きのプロっているんですよ。。。

そこまでお客様を疑っていない。

よく防犯上声かけないといけないって声とか上がってますが実際問題それを意識して声かけてる意識高いスタッフってそんなに多くいないです。

どんだけお客様疑ってるんですか?

どんだけ盗まれやすいお店なんですか?

って私は思います。まずそんな目でお客様を見ているのであれば販売員失格ですね。

防犯意識がない訳ではないですが、それを特別意識して、声かけるってことはないです。

みんなお客様にしっかりとご対応したいと思ってるはず!

解決策:お互いが理解に徹する

アパレルの販売員はなんであんなにうざいの?

仕事だからしょうがない

全員がこういう考えでは水掛け論で、どうもならないと思います。

  • 声かけられたくない。
  • 服屋の販売員うざい。

ネットで調べればこんな声多く出てきます。

それを否定はしません。

気分を害する接客をしてきたのですから。

しかし互いが気持ちよく買い物したいのであれば理解が必要です。

お客様は接客はされるもの。
うざい店員は接客販売力がない店員。
販売員はお客様の状況状態などを察して接客する。
全員が全員接客を望んでいない。

このように互いが理解に徹すれば少しは解消するかと思います。

とにかく嫌な人は「ゆっくり見させてください」と言いましょう!

そうすれば、店員もそんなに話しかけてこなくなります。

もし空気が読めず、また来たらもう一回言いましょう。

そうすれば店員はさすがに何もしてこなくなります。

無視はお勧めしません!
理由は接客は来なくなりますが、そのあと欲しいものがあってサイズ出てない場合など気まずいです。笑
無視してもぐいぐい来る販売員もいるので効果は限定的。

まとめ

いろいろな理由はありますが一番の理由は「個人の売上を上げたいから」です。
そしてうざい理由は「空気が読めない=接客販売力が低い」からです。

知ってるよ。って思うかもしれないと思いますが、これに限ります。

みんな頑張っているから声をかけるんですね。

しかしそれでも声をかけられるのが嫌というのであれば「ゆっくり見させてください」これを言ってください。

今後も恐らく、実店舗で店員が接客しなくなるということはないと思います。

だからこそ互いの理解が必要なのかな?と思っております。

みんなが気持ちよく買い物できることを祈っております。

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