【徹底解説】植物個人輸入でよくあるトラブルと対策!

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最近人気のアガベや塊根植物などは個人輸入で直接海外から輸入すると日本国内で購入するよりも非常に安価に購入することが可能です。

このブログでは植物の個人輸入の方法をご紹介しております!

ここでは植物検疫、通関で起こるよくあるハプニングを紹介させていただきます。

事前に把握しておけば冷静に対応できると思います。

この記事がおすすめの方

・植物輸入に興味がある方
・輸入中で到着を心待ちにしている方
・輸入したが、日本の植物検疫から一向に荷物が動かない方

このブログではアガベやコーデックスの個人輸入、発根管理歴4年の筆者が発根管理の方法や植物についての様々な情報を発信しております。

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植物個人輸入、発根管理歴4年
ファッション・植物ブロガー

MKSK

大前提

大前提

・植物を輸入する際に輸出元からの検疫証明書が必要。
 (必要に応じてCITESの書類)
・輸入できないものもある

・植物を輸入した際には植物検疫所で検疫を必ず受ける必要がある。
・虫がついていたら輸入できない

こちらは輸入するにあたって最低限覚えておくことですのでしっかりと抑えておきましょう。

植物を個人輸入する方法はこちらの記事にて詳しく解説しておりますので、是非ご確認ください!

【徹底解説】植物の個人輸入の方法・ノウハウを伝授

輸入時のトラブルの原因は書類の不備が多い

ポイント

・輸入時のトラブルでの原因のほとんどは書類の不備
・または書類に記載の植物の数や段ボール数と実際の数が違う場合が多い。

・植物に虫がついていて廃棄となるケースもあり。

基本的に輸入の際に起こるハプニングで多いことは、これらの書類の不備などが多いので、事前にどのようなことがあるのか確認しておきましょう!

これらの書類不備が判明するのが税関、または植物検疫所になります。

そのため、問題が発生した場合は税関または、植物検疫所から連絡が来ます。

EMSでの配送の場合、荷物を追跡していると植物検疫からなかなか荷物が動かないときがあります。

その場合はほとんどの確率でなにかしらトラブルが発生しております。

トラブルが起きたら電話、または書類で通達される

ポイント

なにか書類等に不備があったり、虫がついていた場合電話または書類にて通達来る。
その返答を電話で連絡する

何か起こると基本的に電話が来ることが多いです。

時折住所に通知の書類が来ることもあります。

電話または書類に何が原因で検疫で植物がストップしているのかが記載がありますので、そちらを確認し、返答の連絡を電話で行います。

この際に事前に起こりうるハプニングをしっかりと把握しておく実際に起きた際にスムーズに対応が出来るます!

以下に事前に抑えておくべき情報をご紹介させていただきますので何かトラブルが発生し、連絡が来た場合も落ち着いて対応できるようにしておきましょう!

事前に必ず抑えておくべき情報

ポイント

・ボールがいくつで送られてくるか!
・各ダンボール毎のEMSの追跡番号を控えておく!

・インボイスとEMS伝票の情報

いざ輸入をし、植物が発送されたら絶対に抑えておくべき情報があります。

・ボールがいくつで送られてくるか!
・各ダンボール毎のEMSの追跡番号を控えておく!
・インボイスとEMS伝票の情報

これらは必ず抑えておきましょう!

トラブルが起きた時にスムーズに対応が出来るようになります。

基本的に現地で発送処理が終わった段階で、EMSの伝票の写真などが送られてきます。(ヤマト運輸など伝票にかなり似たものです。)

そちらの右上に追跡番号が記載されておりますのでそちらは必ず控えておきましょう!

また配送伝票の数で何個ダンボールがあるか確認することもわかるのでそちらいくつダンボールあるか把握しておきましょう。

もしいくつあるか不安な場合は取引相手に聞けば教えてくれますので、しっかりと抑えておきましょう!

またインボイスをPDFでいただける場合はこちらも事前にPDFなどでもらっておく方がベターです。

理由は後程実際に筆者が経験したトラブルと共に解説させていただきます!

よくあるトラブル一覧

ではよくあるハプニングをご紹介させていただきます。

またそれの対処法も紹介させていただきます。

  • 検疫所証明書と実際の植物の数が合わない
  • 複数ダンボールで発送の際にダンボールが1つ見当たらない
  • インボイスとEMS記載の住所が違う
  • 植物に虫が付いている

筆者が経験したのはこれらになります!

では詳しく解説させていただき、改善策も提示させていただきます。

検疫所証明書と実際の植物の数が合わない

よくあるトラブルが、

検疫証明書と実際にダンボールに入っている植物の数が合わない

というケースです。

このケースで植物検疫から連絡いただいた場合も落ち着いて対処しましょう。

おおむね下記のケースの場合が多いです。

  • 記載の植物の数より実際の植物の数が少ない
  • 複数の段ボールに分かれて入っている

これらの対策方法等をしっかりと確認しておきましょう!

記載の植物の数よりも実際の植物の数が少ない

対策のポイント

・検疫証明書にいくつで申請されているか確認しておく
・いくつ輸入したかしっかりと把握しておく

この場合は一旦植物検疫から連絡が着て、いくつ輸入したか聞かれますので、素直に答えればOKです。

例:植物検疫「植物検疫ですが、25株となっておりますが、実際8株しか入っておりませんが間違いないでしょうか?」

私「8株で間違いありません。」

時折外国人が適当に書類を作り、実際に輸入する植物の数よりも多い数で書類を作る時があります。

株数が少ない場合は特段問題なく輸入ができるのですが、検疫所から連絡が来ますので、自分自身が輸入した数を素直に伝えればOKです!

注意点

書類の数より少ない場合は輸入できるのですが、多い場合は破棄または現地に戻して正しい検疫証明を取得後再度輸入となります!
しっかりと検疫証明を作ってもらえるよう輸入元に交渉しましょう!

複数の段ボールに分かれて入っている

対策

・段ボールがいくつあるか把握しておく
・何がどのダンボールにいくつ入っているか確認しておく

大量に輸入し、ダンボールが複数個になった場合にこちらのケースも発生します。

例:
コミフォラストックシアナ10株とネグレクタ10株を輸入
ダンボール➀:コミフォラストックシアナ8個
ダンボール➁:コミフォラストックシアナ2個、ネグレクタ10個

このように入っているとします。

この場合、時折植物検疫の方から「コミフォラが8個しかないのですが…」等ご連絡を頂くケースがあります。

その場合は別のダンボールに入っている旨をお伝えし、しっかりと入っていれば特段問題なく、植物検疫は終了しますので、事前に段ボールがいくつで発送されるか等抑えておくと対処しやすいです。

またしっかりと全てのEMS追跡番号を抑えておくと、どのダンボールがどこにあるかわかるので、検疫とのやり取りがスムーズになるのでしっかりと抑えておきましょう!

注意

とくにアメリカは国内配送がひどいので同じタイミングで配送しても国内に到着するのに2週間の差が出ることなんかも頻発します。

複数ダンボールで発送の際にダンボールが1つ見当たらない

よくあるハプニングのひとつが検疫証明書にダンボール2箱となっているが、1つしか植物検疫に届いていないということです。

対策

・段ボールがいくつで発送されたか把握しておく
・各段ボールの配送状況をこまめに確認しておく

結構頻繁に起こるケースで、「段ボールが一つ植物検疫に届いていない」という連絡を受けることが非常に多いです。

こちらは基本的に郵便局や国内輸送の業者のミスであることが多いです。

ですが、植物検疫は他の段ボールのEMS追跡番号を知らないので、追跡番号を教えてほしい旨の連絡をしてくることが多いです。

その時にすぐにお伝えできるように、すべてのEMSの番号を把握しておき、こまめに配送状況を確認しておき、一つだけ動きがおかしいものを抑えておきましょう!

そうすることで連絡着た際にスムーズに対処が可能です。

例①

ダンボール➀:1月21日 植物検疫中
ダンボール➁:1月19日 国際交換局に到着(ここから動いていない)

この場合➁が運送業者のミスでなぜか国際交換局に置かれたままになっています。

➁の追跡番号を伝えると植物検疫が運送業者に連絡し、植物検疫に届けるように手配してくれます。

例②

ダンボール➀:1月21日 植物検疫中
ダンボール➁:1月21日 LAX到着(ロサンゼルス空港)

これは前述したのですが、アメリカからの配送の場合アメリカ国内の配送がかなり適当なため、時間差で日本に到着することがあります。

この場合も輸入元から聞いたEMSの追跡番号を伝えれば、それが到着するまで植物検疫所で保管してくれます。

注意点

稀に植物検疫を通らずに、直接自宅に届くケースがあるようです。
その場合は封を開けずに、植物検疫に送って検疫をしてもらう必要があります。
植物検疫を通らず、輸入したのが発覚した場合処罰されるようなので注意が必要です。

インボイスとEMS記載の住所が違う

植物を輸入する際にダンボールにインボイス(請求書)と植物検疫証明書(Phyto)が必要です。

この二つの書類の住所が違う、または誤字脱字があることで税関で留められることがあります。

対策

・インボイス、検疫証明書の住所を正確に書いて貰う。
・インボイスのデータを事前にもらえる場合はもらう。

この場合は単純にしっかりと性格に住所を書いて貰うようにしましょう!

ただし以前特殊文字を使ったものは反映されないことがありましたので特殊文字が入る場合は注意しましょう。

【例】Ⅱ、Ⅲ、Ⅳなどの数字。

マンション名が二号棟だとして、「Ⅱ」と表記されることがあると思いますが、そういった場合は「2」と表記するようにしましょう!

また心配の場合は事前にPDFでインボイスのデータと、EMSの発送した送り状の写真などをもらっておき、住所氏名等が間違いないか確認しておきましょう!

もし間違っている場合はインボイスの方のデータをEMSの送り状に合わせて正しく記載していただき、新しいデータを頂きましょう!

税関からインボイスとEMSの情報が違うと言われたら、輸入元の記載ミスであること、正しい情報を頂いた旨を伝えてメール等でお送りすればOKです。

しっかりと自宅の住所を英語で伝えられるようにこちらの記事も確認してください!

【徹底解説】植物の個人輸入に使える英文例を紹介!

植物に虫が付いている

これが一番怖いトラブルですが、虫が付いていると輸入が出来ないです!

この場合は基本的に現在は廃棄されるようです。

対策

・輸入元が発送する際にしっかりと殺菌、殺虫をしてもらう

こればかりの対策どうしようもなく、輸入元がしっかりと殺菌、殺虫などして

虫がいない状態で発送してもらうしかないです。

なので、植物検疫がドキドキする一番のポイントとも言えます。

以前は虫がついていた場合でも輸入元に返送してくれ、殺虫した後に再度発送なども可能だったのですが、最近は問答無用で廃棄になってしまうみたいです。

そのため殺菌、殺虫は必ずしてもらい万全な状態で発送してもらうようにしましょう!

まとめ

想定できるものは事前に把握しておき、対策を立てておきましょう!

基本的に配送状況をこまめに見ておくとスムーズに対応できるので、事前にしっかりとみておきましょう!

このブログでは植物の発根管理や個人輸入の方法などご紹介しておりますので、是非他の記事もご覧になってください!

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