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ケラリア・ピグマエア(Ceraria pygmaea)は、塊根植物の一種で、南アフリカ原産の植物です。
コンパクトな大きさで、葉の形が特徴で冬型コーデックスの中でも非常に高い人気を誇ります。
今回はケラリア・ピグマエア(Ceraria pygmaea)の発根管理について解説させていただきます!
ベアルート株は比較的安価に購入できるのが嬉しいポイントですが、発根管理を成功させないと貴重な株が台無しになってしまいます。
ケラリアピグマエアの発根管理は何回も成功しているので是非ご参考にしてください!
必ず発根を保証をするものではないのでご注意ください。
また素人の方法になりますので参考程度にとどめてください。
このブログではアガベやコーデックスの個人輸入、発根管理歴4年の筆者が発根管理の方法や植物についての様々な情報を発信しております。
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発根管理の手順
大まかな手順は他のコーデックスや多肉植物と大きな変化はありません!
詳細に手順と成功のするためのポイントをご紹介していきます!
発根管理に必要な道具をこちらの記事にて詳しく紹介しているので是非ご覧になってください!
【7選】アガベ・コーデックス発根管理に必要な道具を徹底解説発根管理成功のためのポイント
- ①新鮮な株を選ぶ(これが一番重要)
- ②根は切らない
- ③冬型だが暖かい場所で管理する
- ④用土は乾きやすいもの、通気性の良い鉢を使う
ケラリアピグマエアの発根管理を成功させるポイントはこのようになっております。
手順と共に発根管理の成功を高めるポイントを詳しく解説させていただきます。
ケラリア・ピグマエアの選定ポイント
ピグマエアの選定ポイント
- ①赤茶色の株を選ぶ
- ②重さがあるものを選ぶ
- ③葉が残っているものを選ぶ
この株の選定が最も重要なポイントと言っても過言ではありません。
やはり新鮮な株でないと一気に発根管理の成功確率は下がります。
株を選ぶ時のは一番重要なポイントは赤茶色の株を選びことです。
ヤフオクなどで出品されている株を見ると赤茶色っぽいものや、茶色っぽいものがあると思いますが、赤茶色っぽいものを選ぶようにしましょう。
茶色っぽいものは鮮度が低いことが多いです。
また実際に手に取って株を選べる場合は重さがある株を選ぶようにしましょう。
枯れている株は中がスカスカで軽い株が多いです。
最後のポイントは葉が残っている株を選びましょう。
これに関しては関係ないと言われることもありますが、個人的にはあった方が確率が高いように思います。
ケラリア・ピグマエアの下処理
ピグマエアした処理のポイント
- 腐りがないかチェック
- 薬剤に半日浸ける
- ルートンを塗布する
ピグマエアの発根管理を行う際に筆者が行っている下処理はこのようになっております。
詳細を解説させていただきます。
腐りがないかチェック
①腐りがないか全体をチェックします
②根はなるべく切らない
株を購入して手元に届いたら、腐りがないかまずチェックします。
特に触って柔らかい場所や黒ずんでいる場所があったら要注意です。
腐っている場所や枯れこんでいる枝などは剪定鋏等で取り除いておきます。
筆者の今までの経験上冬型コーデックスは根を切るとそこから腐りやすい気がします。
そのためあまり根を切ることをおすすめしておりません。
触ってみて硬い、黒くない場合は切らずにそのままにしておきます。
薬剤に半日浸ける
ポイント
- オキシベロンとダコニールに半日浸ける
- オキシベロンは100倍希釈
- ダコニールは500mlに対して数滴
オキシベロンとダコニールにそれぞれ6時間程度浸け、半日ほど薬剤に浸けます。
消毒用にダコニールに6時間程度浸けています。
ダコニールは500mlに対して数滴垂らして使用しています。
ダコニールで消毒後にオキシベロンは100倍希釈(大体)に同じく6時間程度浸けます。
正直希釈はそこまで細かくせず、おおざっぱにしております。
薬剤に浸けるのは賛否両論ありますが、筆者的には使用しないより使用した方が成功確率が上がるような気がしています。
ルートンを塗布して乾かす
薬剤に浸けた後は株が濡れた状態でルートンを塗布するようにしております。
濡れた状態でルートンを塗布する理由は乾いた状態で塗布しても、全く株に付かず効果性がないのでは?と考えたからです。
濡れた状態で塗布し、乾かすことでしっかりと株にルートンが付いてくれているように思います。
ルートンを塗布して半日程度乾かしたら、いよいよ鉢に植えこみます。
ケラリア・ピグマエアを鉢に植えこむ
ポイント
- 乾きやすい用土を使用する
- 通気性の良い鉢を使用する
下処理を終えたら、いよいよ鉢に植えこみます。
ここからがピグマエアの原産地に近い環境にすることが発根管理の上で重要になってきます。
乾きやすい用土を使用する
ポイント
- 原産地に近い環境にするために乾きやすい用土を使用する
ピグマエアを発根管理する場合は乾きやすい排水性が高い用土を使うようにしましょう。
筆者が良く使用する用土はこちらをご確認ください。
用土 | 割合 |
---|---|
硬質赤玉土 | 2 |
硬質鹿沼土 | 2 |
ひゅうが土 | 3 |
バーミキュライト | 2 |
パーライト | 1 |
筆者が使用している基本用土一覧
通気性の良い鉢を使用する
ポイント
- 発根管理の時には通気性が良い鉢を使う
- その後にお気に入りの鉢に植え替えましょう
発根管理の際にはなるべく用土を乾きやすいようにするために鉢も通気性の良い鉢を使用しましょう。
見た目はそこまでカッコよくないですが、スリット鉢などが発根管理の時には適していると思います。
しっかりと発根して株が安定した後に植え替えを行い、お気に入りの鉢に植え替えるのがオススメです!
ピグマエアの管理環境
ポイント
- 冬型でも暖かい温室等で管理する(20度~25度程度)
- しっかりと風が回っている場所で管理する
- 週1回程度で土が乾いたら水やり
- 鉢底のヒートマットはNG
ピグマエアを植え込んだらあとは発根しやすい環境で管理します。
ピグマエアは冬型コーデックスと言われており、涼しい場所で管理でも大丈夫かな?と思いますが、現地の冬は日本の冬と違い、しっかりと温かいのです。
なので発根管理を行う場合は冬型でも温室等の暖かい場所で管理することをおすすめします。
暖かく、風が回っている場所で管理
筆25度程度の温室で管理。
土も乾きやすいようにサーキュレーターで風をしっかりと回して土が乾くようにしています。
発根管理中は陽をあまり当てない方が良いという情報もあるので、ピグマエアの上に換気扇用のフィルターを上にかぶせています。
換気扇用のフィルターは適度に光を遮ってくれると考えていますが、実際のところはわかりません…笑
鉢底ヒートマットはNG
鉢底にヒートマットを置いて鉢内の温度を上げている方もいますが、筆者はお勧めしません。
水やり後などは鉢内が群れてしまい、腐る確率が高まると考えています。
土がしっかりと乾いたら水やりを行い、あとは株の状態を確認しながら発根を待ちます。
3週間経過の状態
葉が徐々に展開され始めたら、成功の兆しです。
葉が展開しても発根していないことも多々あるので、そのままで継続して管理します。
葉が展開して、数カ月たったら一旦抜いてみて発根を確認しています。
葉が数週間しても展開しない場合は鉢から抜いて発根している確認しています。
腐りがある場合はリセットを試みたり(腐り部分を切って再度植え込む)、潔く諦めています。
以上がケラリアピグマエアの発根管理方法になります!
まとめ
今回はケラリアピグマエアの発根管理について解説させていただきました。
必ずしも成功する方法ではありませんが、参考になったら幸いです。
是非ケラリアピグマエアの発根管理に挑戦してみてください!
このブログでは他にも植物の発根管理方法などもご紹介しているので是非ご覧になってください!