この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
アガベやコーデックスのベアルート株を購入して育てるには発根管理が欠かせません。
発根管理とは、アガベやコーデックスの根を切り取って、新しい根が出てくるまで管理することです。
アガベやコーデックスは、根っこが切れても新しい根を出す能力がありますが、発根管理を行うことで、より早く、より確実に発根させることができます
今回は、アガベ、コーデックスの発根管理で必要な道具について、ご紹介します!
発根管理の成功率を上げるにはしっかりと道具を揃える事がかなり重要です!
このブログではアガベやコーデックスの個人輸入、発根管理歴4年の筆者が発根管理の方法や植物についての様々な情報を発信しております。
【発根管理】アガベのベアルートの発根管理方法!水耕が簡単が初心者におすすめ!
【発根管理】アガベを水苔で発根管理する方法徹底解説!
【初心者必見】コーデックス、アガベの簡易温室を超簡単自作・DIY!
【発根管理】パキポディウム グラキリスの発根管理徹底解説!必要な道具と手順
【必要な道具①】新鮮な植物の株本体
発根管理をするにはまず「新鮮な」植物本体が必要です!
発根確率の成功するかどうかは株のポテンシャルに大きく影響されるといっても過言ではありません。
まずは新鮮な株を選ぶようにしましょう!
【必要な道具②】切れ味のいいカッター/剪定鋏
発根管理では根っこの部分を切ったり、コーデックスの場合は株の根元を切ることが多々あります。
その時に必要なのが、切れ味のいいカッターや剪定鋏になります。
切れ味が非常に重要で切れ味が悪いカッターなどで切ると切断面がつぶれてしまい、株にダメージを与えてしまいます。
また植物の種類に応じてカッターや剪定鋏をうまく使い分けることが重要です。
カッター | アガベ、グラキリス切断する箇所が太くないもの |
剪定鋏 | コミフォラやセンナ等の灌木系で切断面が太いもの |
ノコギリ | 太い灌木やパキプスなど剪定鋏などで切れないものに非常におすすめ |
おすすめのカッター
先日Amazonで購入したのですがとにかく切れ味が良くチタンコートのため切れ味の持ちが良いのが特徴です!
切れ味のいいカッターがない方には非常におすすめです!
おすすめの剪定鋏
こちら筆者持っていないですが、非常に切れ味が良いとの情報を頂きました。
デザインもクラシックな感じで秀逸です!
おすすめのノコギリ
パキプスや太い灌木などにはノコギリがオススメ!
折り畳みができるこのオピネルのノコギリはデザインも格好よく切れ味も申し分なしです!
キャンプでも人気のアイテムです。
【必要な道具③】殺菌剤
発根促進剤も非常に重要ですが、殺菌剤も非常に重要です。
特にコーデックスの発根管理はカビなどの菌との戦いと言ってもいいほど殺菌は重要です。
もちろんアガベも輸入時に虫なども付いていることがあったりするので、購入後には必ず殺菌処理をすることをおすすめします!
おすすめの害虫対策の薬品などもこちらでご紹介しております。
【害虫対策】アガベのアザミウマ等の対策、効果的な薬品/農薬の解説!おすすめの殺菌剤①|ダコニール
ダコニールは、液状で予防効果に優れているため、病害が発生する前に使用するのが効果的です。
健康そうな株にはダコニールの希釈水に植物をカットした後に浸けています。
おすすめの殺菌剤②|ベンレート
ベンレートは、粉状で治療効果にも優れているため、病害が発生してからも使用することができます。
治療効果に優れるということなので、すでにカビていたり少し株の状態が良くないものはダコニールではなく、ベンレートに浸けるようにしております。
正しい方は正直わからないですが、このように2種類の殺菌剤を使い分けております。
また植えた後などにも株の根元が腐ったりすることもあるので、ダコニールの希釈水などを上げることによって殺菌を行っています。
【必要な道具④】発根促進剤
発根促進剤は根が出ていないベアルート株の発根管理を行う上で非常に重要です。
発根促進剤を使うことで発根の確率が上がるように思います。(筆者の経験談です)
筆者は「オキシベロン」と「ルートン」を両方使用しております!
おすすめ発根促進剤①|オキシベロン
多くの方が発根促進剤でルートンを使用していると思いますが筆者も使用しております!
殺菌剤に浸けた後にオキシベロンの希釈水(1000分の1くらい(適当))に半日ほど浸けてから土や水苔などに植えるようにしております!
おすすめ発根促進剤②|ルートン
オキシベロンだけではなく、ルートンも筆者は使用しております。
オキシベロンは液状ですが、ルートンは粉状となっており、オキシベロンの希釈水を浸けた後にルートンをブラシを使い塗っております。
時折ルートンを薄めた水を植えた後にあげることもあります。
【必要な道具⑤】通気性の良い土
続いて必要なのが、通気性の良い土になっています。
水耕管理の場合は不要ですが、殺菌剤、発根促進剤を使用して土に植えて管理する場合はアガベやコーデックスの現地のような乾燥した地帯のような通気性が良く乾きやすい用土が必要です。
筆者は使用している用土の配合例はこちらでご紹介しております!
【初心者必見】アガベにおすすめの土を紹介!市販品or自作の土どちらがいい?疑問解消!おすすめの市販の土①|Best Soil Mix
使用されている基本用土の質が高く、質が良い土を使用したい方にはこちらがオススメ!
そのまま使用しても良いですし、より排水性が高い土を使いたい場合は軽石やひゅうが土を少し混ぜるのがおすすめです!
おすすめの市販の土②|塊根植物の土
花ごころから発売されている土になり、塊根植物やアガベなどを育てるのに必要な用土が配合されており、魅力的なのはその価格の安さです!
Best Soil Mixは質は高いのですが、価格が少し高い…こちらは価格がお求め安くて費用抑えたい方には非常におすすめです!
【必要な道具⑥】プラスチック鉢
お気に入りの形のアガベやグラキリス、パキプスなどを購入したらすぐにお気に入りの陶器鉢などに入れたくなると思いますがぐっと我慢しましょう!
発根管理では管理が容易なプラスチック鉢で管理した方が発根管理に向いています。
発根しているかの確認に都度抜いたり、通気性が良いのでまずはスリット鉢などのプラスチック鉢がおすすめです!
またプラスチック鉢でも色が黒の方が屋外管理の場合は太陽光を吸収し鉢内温度が上がるので黒の方が良いと言われています。
おすすめのプラ鉢①|スリット鉢
スリット鉢はその名の通り鉢の底にスリット(切れ込み)が入っており、水捌けと通気性が良く土が乾きやすい環境を作りやすいため発根管理に最適です!
多くの方が発根管理で使用している鉢だと思います!
おすすめのプラ鉢②|プレステラ 深型
スリット鉢と同様に使用されていることが多いのが「プレステラ」となっています。
スリット鉢と同様にスリットが入っており、通気性排水性に優れております。
そしてなによりプレステラが魅力なのはその価格です!
1つでの販売していることは少ないですが、鉢1つ当たりの価格が非常にお求めやすいので多くの方に利用されています。
アガベの発根管理で使用している方が多い印象で、アガベは根を長く張るのでプレステラの深型が最適だと筆者は思っています。
【必要な道具⑦】温室&ヒーター
発根管理で非常に重要な要素は「温度」だと思っています。
その温度管理を適切に、また簡単に管理するのに必要なのが温室とヒーターになっています!
筆者が自宅で簡単に作成した簡易温室の作り方はこちらで紹介しております!
【初心者必見】コーデックス、アガベの簡易温室を超簡単自作・DIY!市販の温室もありますが、価格も非常に高かったり、デザインもあまりカッコよくないのでメタルラックでDIYをした方が色々活用の幅もあるのでお勧めです!
温室作成に必要な道具|メタルラック
このサイズ感のメタルラックであれば専用のカバーもあっておすすめです!
冬は植物のラックにして、夏場は家の収納家具としても使用できます!(使わない場合はコンパクトすることも可能)
温室作成に必要な道具|メタルラックのカバー
温室にはこの後紹介するヒーターを設置します。
気温を維持するためにビニールカバーをかぶせることで温室内の温度を一定に保つようにします!
温室作成に必要な道具|ヒーター
ヒーターは様々なブランドから出ていますが、昭和精機のヒーターが植物用にも作られておりおすすめです!
昭和精機のヒーターはサーモスタット(温度を感知して自動で電源のオンオフをしてくれるもの)月が販売されており、電気代も節約、植物に最適な環境を作ることが出来るのでサーモスタット付を購入しましょう!
サイズもいろいろとありますが、一番大きいのが大きい温室にも対応できるのでお勧めです!
他にも温室作成にあたって必要な道具もありますが、これらがあればまずは大丈夫だと思うので、温室を作ることを考えている方は是非ご参考にしてください!
温室の詳しい作り方はこちらから
温室作成に必要な道具|サーキュレーター
温室内は無風の状態になるのでサーキュレーターで風を回すことで土が乾きやすくなるのでサーキュレーターも必須なアイテムです。
メタルラック内に設置する場合はクリップタイプなどで柱などに設置することで場所を取らずに設置できるのでお勧めです!
温室作成に必要な道具|植物用LEDライト
光が全くないのは植物にとって良くないため温室内ではLEDライトを設置します。
今では多くの植物用のLEDライトが発売されていますが、このBRIMの植物用ライトは価格もお求めやすく質も高いのでお勧めです!
発根管理にあると便利な道具
ここまでは発根管理に必要な道具をご紹介させていただきましたが、ここからはあると便利なものをご紹介させていただきます!
あると便利①|噴霧器
発根管理をするとなると恐らくすでに複数の株を管理しており、水やりも大変だったり葉水などの霧吹きをするのも一苦労だと思います。
そこであると非常に便利なのが噴霧器(ふんむき)となっています!
タンクに空気を入れることによってその圧で水をホースから出すものとなっており、これがあることで水やりが非常に楽になります!
おすすめの噴霧器①
筆者も愛用しているのがこちら!5Lと大容量でとにかく水やり葉水の効率が上がります!
詳細な内容はこちらでご紹介しております!
おすすめの噴霧器②
5Lなどは大きすぎるという方には1.5Lのこちらがオススメ!
デザインもおしゃれで人気なアイテムとなっております!
おすすめの噴霧器③
最後に紹介するのが噴霧器ではなくスプレーボトルですが、こちらもおすすめです!
基本的には水などをするのに使いますが、一回の噴射量が多く手が疲れにくく筆者も愛用しております!
あると便利②|園芸シート
発根管理をすると薬品がこぼれたり、土埃で汚れたりすることが多いと思います。
そこであるのが園芸シートです!新聞紙などでも代用できますが、何度も使用出来たりシート上からこぼれたりしないような工夫がされています。
園芸シートがあるのと無いのでは発根管理後の後片付けの楽さが全く異なります!
あると便利③|グローブ
アガベやコーデックスなどは身を守るために棘があったりすることも有るため発根管理や植え替えの時にはグローブがあると非常に便利です!
筆者はキャンプでもつかるようなレザーのグローブを使用しております!
あると便利④|スマート電源コード
温室を使う場合にあると非常に便利なのが、スマート電源コードです!
電源コードにつなげたヒーターやライトなどの機器をスマホのアプリ上で電源オンオフの時間を設定することが可能です。
(毎日朝8時に電源オン、午後7時に電源オフのようなことが自動で可能)
これにより温室の植物用LEDライトの電源のオンオフを自動化したり、ヒーターの電源のオンオフなどを自動で管理することが可能です!
あると便利⑤|レンズヒーター
レンズヒーターも活用している方が非常に多いアイテムです!
発根管理は鉢内の温度も上げることが重要なので、レンズヒーターを鉢に巻いて鉢内を温めるという使い方をしている方が結構多いです!
本来の用途とは違いますので自己責任となりますので注意が必要です。
ただ発根の成功している例を良く見ますので興味がある方は是非トライしてみてください!
あると便利⑥|SUSTEE
SUSTEEは水やりチェッカーと言われているアイテムです!
土が乾いているかの確認が非常に容易になるのであると非常に便利なアイテムとなっています!
土に刺しておくだけで乾いたかどうかが確認できる、価格もお求めやすい、発根管理以外の普段の育成でも使用できるので是非お持ちでない方は購入を検討してみてください!
まとめ
発根管理に必要な道具についてまとめさせていただきました。
もちろんこれらの道具をすべて集めれば発根管理が絶対に成功するというわけではありませんが、筆者の経験上成功率が上がると思っています。
是非発根管理を挑戦したいという方や、何度か挑戦してるが成功しないという方は一旦道具を見直すことで成功する可能性が上がるかもしれないので是非参考にしてみてください!
このブログでは他にも植物の発根管理方法などもご紹介しているので是非ご覧になってください!