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・アガベやコーデックスなどの植物が好きな方
・植物の個人輸入に挑戦したい方
・少しでも安価に人気のアガベやコーデックスを購入移したい方
最近人気のアガベや塊根植物などは個人輸入で直接海外から輸入すると日本国内で購入するよりも非常に安価に購入することが可能です。
この記事では輸入に関してのノウハウを共有させていただきます。
輸入経験のない方はこちらをまず確認して輸入に関してのノウハウをまず習得しましょう。
輸入の簡単な流れは以下となります。
植物がワシントン条約の規制に入っているか確認します
仕入先を検索し英語でやり取り
PayPalかWiseでの支払いがオススメ!
エアカーゴ便ならすぐに届きます!
ここが最大の難関
それでは各パートごとに必要な情報やポイントをまとめさせていただきましたのでご確認ください。
この記事をしっかりと確認すれば植物輸入の大まかな流れを把握することが可能です!
手順➀欲しい植物が輸入可能か確認
・植物はワシントン条約(CITES)によって規制されている。
・欲しい植物が輸入可能かどうかをまず確認が必須。
植物を輸入する際にまず抑えておくべきポイントが
欲しい植物が輸入禁止なのかどうかということです。
植物はワシントン条約(CITES/サイテス)によって規制がされております。
ワシントン条約は、自然のかけがえのない一部をなす野生動植物の特定の種が過度に国際取引に利用されることのないようこれらの種を保護することを目的とした条約です。
代表的なもので言うと
「Operculicarya pachypus(オペルクリカリュア・パキュプス)」
「Pachypodium spp.パキュポディウム属全種(附属書Ⅰに掲げる種を除く。)」
これらはCITESの付属書Ⅱに分類しており、規制対象の植物とされております。
これらのような規制対象の植物に関しては輸入のハードルが一気に高まります。
これらの植物はCITESの書類を発行してくれる業者でないと取引できません。
これが希少性も相まってこれらの植物が高い理由だと思います。
私が知る上ではこのCITESの書類を用意できる業者はかなり少なく、できる業者も最低のオーダー数が業者並み(最低50株以上等)だったりするので、個人輸入はかなり難しいと思います…
ただし!
CITESⅡの植物でも輸入が出来る条件があります。
それは特定の国などから輸入すれば検疫証明書が、CITESとしての資料として使用できるため、CITESⅡの植物も輸入することが可能です!
これらについては別記事にてご紹介しておりますので是非ご確認くださいませ。
【CITES徹底解説】植物輸入の際に知っておくべきCITESについて手順➁仕入れ先の検索とコンタクト
・InstagramやGoogle、eBayで検索して販売業者を探し出す!
・取引は基本すべて英語でのやり取り
目的の植物が輸入可能かどうか調べ、可能だった場合は仕入れ先の検索を始めましょう!
基本的に輸入業者の調べ方は下記になります!
- Instagramで検索する
- eBayで検索する
- Googleで検索する
最近ではHPを持たずにInstagram上で販売している海外業者も多数存在します。
欲しい植物をハッシュタグ検索などしてみましょう!
Instagramもですが、海外サイトなど詐欺サイト・アカウントも存在しますので注意が必要です。
輸入先へのコンタクト
仕入先業者を調べたらInstagram業者にはメッセージを送信。
販売サイトであればAmazonなどのようにカートに入れて必要情報を入力して決済するだけです。
販売サイトは超簡単です!
Instagram業者はじめ、基本的に海外との業者とやり取りする際に英語は必須となります。
輸入に関する英語の文例や単語についてはこちらをご確認ください!
【徹底解説】植物の個人輸入に使える英文例を紹介!Instagram業者と取引する際の手順は下記のようになります。
- 欲しい植物を持っているか、日本へ検疫証明書と共に発送可能か確認する
- 価格を聞く、希望であれば価格交渉を行う
- いつ発送になるか確認する
- 合意すれば購入の意思を伝え、支払い方法を確認する
- PayPalが可能な場合メールアドレスを教える
- 銀行振り込みの場合振込先を教えてもらう
- 輸入先(自宅)の住所を伝える
- 振込した旨をwiseのスクリーンショットなど送り伝える
このようなメッセージの流れになると思います。
手順➂支払う
・支払方法は大きく分けて3つ
・PayPal・クレジットカード決済・銀行振り込み
・銀行振り込みは「Wise」利用がオススメ!
・「Wise」は紹介コードを使用するとお得!
目的の植物が輸入可能で、持っている業者を見つけ購入することが決まったら、支払いを行います!
支払方法は大きく分けて3つです!
- PayPal
- クレジットカード決済
- 銀行振り込み
ひとつひとつ解説させていただきます。
PayPal
基本的にサイト型の仕入れ先やInstagramでの取引でもPayPalがメインとなります。
PayPalは事前にカード情報、口座情報を登録しておくと簡単にネット決済をすることが可能です!
海外サイトではPayPalでの決済が基本なので会員登録しておいて損はないと思います!
PayPalは買い手保護制度があるので詐欺などの被害も軽減可能で一番安心して取引できる決済方法の一つです!
ペイパルで購入した商品やサービスに対して、何か問題があった場合に、一定の条件の下に補償をするプログラムです。
・ペイパルを利用して代金を支払ったのに、商品またはサービスが届かなかった。
・届いた商品またはサービスが、説明や紹介されている内容と著しく異なっている。
・代金支払い日より180日以内に手続きの必要がございます。
詳しくはこちらから
基本的にPayPalでの支払いが可能であればPayPalで支払いをすることをお勧めします!
楽天ポイントやAMEX SPGなどポイントを貯めている方はPayPalであればポイントもたまるのでお得ですし、毎回クレジット番号等を入力する手間も省けるの非常に楽です!
クレジットカード
クレジットカード決済は基本的にサイト型の仕入れ先のみでの利用となります。
クレジットカードでの決済の場合は楽天、Amazon のようにサイトにクレジットカード情報を入力して決済を行うため、特段悩んだりすることもないと思います。
ですが、基本的にはPayPalと支払方法にほとんど変わりがないため、買い手保証のあるPayPalを利用することをお勧めします!
銀行振り込み
基本的にPayPal非対応のエリア(南アフリカ、タンザニア等)は銀行振り込みのみの対応となります。
またPayPal対応の地域でも銀行振り込みの方が安くしてくれる業者が多いです。
仕入先曰くPayPal自体がマダガスカルに存在していないようで、基本的には全て銀行振り込みでの対応となります。
通常の日本の銀行からの振り込みとなると非常に手数料が高いので、おすすめは「Wise」となります。
・手数料が安い(他社との比較可能)
・送金スピードが速い
・年会費無料(実質コストは手数料のみ)
また下記ボタンからWiseに登録して頂けると、初回の手数料が「無料」または「割引」にて手続きが出来ますので、是非下記リンクからWiseの登録をしてみてください!
以上が支払方法になります。
基本的にPayPalが使用できるのであれば、PayPalでの支払いがおすすめです!
タンザニア業者など、PayPalが使用できない場合で銀行振り込みとなる場合はWiseを使用しての振り込みがおすすめとなっております。
Western Union等他にも国際送金サービスは存在しますが、サイトの使い勝手と手数料を踏まえてもWiseがもっともおすすめとなっております!
手順➃発送
・発送方法は大きく分けて2つ
・EMS・エアカーゴ便
・手軽なのはEMSで早いのはエアカーゴ便
支払いも完了したら、残すは発送してもらい、到着を待つだけです!
- EMS(国際スピード郵便)
- エアカーゴ便
簡単に説明すると空港から距離が近くてもろもろ手続きが面倒な方はEMSがおすすめ。
自分で空港に行けて、少しでも早く受け取りたい方はエアカーゴ便がおすすめとなります!
EMS | エアカーゴ便 | |
---|---|---|
配送スピード | △ | 〇 |
作業の楽さ | ◎ | × |
基本的にEMSがメインだと思いますがマダガスカル植物はエアカーゴ便での利用可能。
他は基本的にEMSという印象です。
配送方法はこちらからお願いすれば概ねその方法で送ってくれる可能性もありますが、基本的に現地業者がいつも利用している都合のいいものになる傾向が強いです。
1つずつ解説していきたいと思います。
EMS、カーゴ便で日本までかかる目安の日程はこちらで解説しておりますので、是非ご覧になってください。
【植物個人輸入】EMS/カーゴ便かかる日数EMS(国際スピード郵便)の特徴
・日本の通販のように家に入れば届きます!
・各種手続きが面倒な方はこちらがおすすめ!
・地方の方はこれ一択?
EMSは世界120以上の国や地域に30kgまでの書類やお荷物を安心、簡単、便利に送れる国際郵便で最速のサービスです。
日本のAmazonや楽天などのように、現地から発送されたら待っていれば家に届きます!
通関の手続き、植物検疫など植物を輸入するにあたって必要な手続きはすべて代行で行ってくれるの非常に楽です!
またヤマト運輸などのようにEMSの追跡ナンバーを郵便局のサイトに入れれば追跡することも可能です!
地方在住で国際空港(成田、大阪)が近くない方はEMS一択かと思います。
運営者はEMS一択です。
エアカーゴ便の特徴
・貨物の飛行機に載せて発送し、通常EMSより早く日本に届く
・輸入車自身で空港に行き通関手続き、検疫作業が必要
・それが出来ない場合は通関業者を利用する(別途費用がかかる)
現地の業者が貨物輸送の飛行機に乗せるように手配してくれます。
しかしこの場合だとEMSと違い、運送業者が行うのは現地から日本へ運ぶだけとなります。
その後の通関、植物検疫などの手続きは空港に行ける方は全て自身で行うか、通関代行業者に通関等の処理+国内配送を依頼する必要が出てきます。(これは別途お金がかかります。)
鮮度最優先で成田や関空などに近く、自身での手続きが面倒でない方や、いつも輸入しており、手続きになれている方はこちらを利用しているイメージがあります。
勝手な予想ですが、パキプスを多く仕入れているNative Osakaさんやアガベで有名のUtadagardencraftersさんなんかは空港に行ったようなストーリーなどあげているので、こちらを利用しているかと思います。
運営者は手続きが面倒なので、基本的にEMSを利用しております。笑
手順⑤通関・植物検疫
・EMSは業者が全て代行
・エアカーゴは自分で行うか代行業者を利用
配送が無事に行われ、日本国内に届いたら通関・植物検疫が待っております。
通関・植物検疫では税金の計算や植物に害虫や土がついていないかなどのチェックが行われます。
虫がついていたりすると処分されてしまいます。
輸入時に一番緊張するタイミングとなります。
この通関、植物検疫ですが配送方法(EMSかエアカーゴ便か)によって、手続きが大きく変わるので解説させていただきます。
また通関・植物検疫ではよくハプニング/トラブルが起こります。
別記事にてまとめてますので是非こちらを事前にご確認ください。
【徹底解説】植物個人輸入でよくあるトラブルと対策!事前に把握しておくと対処がしやすいです!
EMSの通関検疫の手続き
・特段何もせずにOK
・書類に不備がある時などに連絡が来る
EMSの場合前述の通り、特段なにもせずでOK。
すべて輸送業者(郵便局)が代理で行ってくれるので家で待っているだけでOKです。
時折植物の数が合わない等の場合で連絡が来ることがあります。
EMSでは発送後も郵便局のサイトにて配送状況を随時確認できます!
エアカーゴ便の通関検疫の手続き
・自分自身で空港に行き行う
・代行業者に依頼する
エアカーゴ便の場合はEMSとは違い、自分自身で行うかまたは通関代行業者に依頼する必要があります。
こちらについての方法はこの記事で書くとあまりに膨大になるので、こちらで解説させていただきますのでご確認くださいませ。
手順⑥植物の受け取り
・EMSの場合輸入額に応じて関税の支払い有
・エアカーゴの場合はご自身で手続した場合は空港の手続きで終了
・通関業者の場合は費用支払い後に家に配送されてきます。
いよいよ最後は受け取るだけです!
EMSの受け取り手続き
EMSでの場合は受け取りの際に通関手続きを行ってくれた郵便局に対して、お金を支払います。
この際に輸入金額等に応じて受け取り方法が変わるのですが、こちらに関して郵便局のサイトがわかりやすいのでリンクを貼っておきます
かなり高額の輸入以外は基本的に着払いのような形で荷物が届いた際に配達員の方にお金を払う形となります。
税金が1万円以上する場合は一旦連絡が来ますので、持ち合わせが足りない場合なども安心です。
エアカーゴの受け取り手続き
エアカーゴ便の場合は空港での手続きですでに受け取り完了しております。
手続きが完了次第即持ち帰りが出来ます。
まとめ
以上が輸入の流れになります。
植物の個人輸入は最初はハードルが高く感じますが、一回トライしてみると案外簡単にできます!
是非こちらの記事を参考に挑戦してみてください!
不明点などあればお気軽に問い合わせフォーム等でご連絡いただけますと幸いです。
他にもこのブログでは輸入のノウハウや、発根管理方法などご紹介しておりますので是非ご覧になってください!
初めまして。ムラと言います。
ブログとても参考になりました。
私はグラキリス等が好きで、趣味で育てています。個人輸入にも興味があり、挑戦してみたいと思っています。
もし可能でしたら、mkskさんオススメの海外業者を教えて頂けないでしょうか?また最小単位で、いくらぐらいから輸入可能でしょうか?
よろしくお願いします。
ありがとうございます。
海外業者は申し訳ございません。お伝え出来ません。
理由としては海外業者は必ず発送してくれるとは限らずかなりリスクがあるからです。
ご紹介して発送されないということは避けたいためです。
最小単位は業者によりまちまちですが、コーデックス系はミニマム50株等とかなり大量に仕入れる必要があります。
よろしくお願いいたします。