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今回の記事ではオトンナ属の中でも異形で、魅力的な姿の「オトンナ ヘレー」の発根管理方法についてご紹介いたします!
凸凹した肌と独特な方で筆者のお気に入りの株の1つです。
オトンナ ヘレーの発根済み株はなかなか販売していないので、ベアルート株を購入して発根管理が必要なことが多いです。
この記事では実際に筆者が実施し、成功したオトンナ ヘレーの発根管理方法をご紹介させていただきます!
あくまで筆者のやり方です。発根を保証するものではないのでご了承ください。
・オトンナ ヘレーのベアルートを購入した方
・発根管理に挑戦したい方
このブログではアガベやコーデックスの個人輸入、発根管理歴4年の筆者が発根管理の方法や植物についての様々な情報を発信しております。
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オトンナ ヘレーとは?
オトンナ ヘレー(Othonna herrei)は、キク科に属する多肉/塊根植物であり、南アフリカが原産地です。
この植物は比較的小さく、多肉質の葉を持ち、その葉はしばしば銀色がかって見えることが特徴です。
岩が多い地域や乾燥した環境に自生しており、その生態系での生存に適応しています。
またその異形な形から和名では「蛮鬼塔」と言われています。
オトンナ ヘレーはいわゆる冬型コーデックスで成長期は秋から春になります。
成長期には大きな葉を展開しますが、夏になると葉を落とします。
その葉を落とした姿もゴツゴツとした肌が見れ、年中楽しめるのがこのオトンナ ヘレーの特徴と考えます。
オトンナ ヘレーの発根管理の注意点
主根を切らないのが成功のカギだと考えます!
オトンナ ヘレーなど冬型コーデックスの発根管理の注意点は「主根を切らない」です。
これはあくまで筆者の経験談ですが、冬型コーデックスは主根を切ると腐りやすい印象です。
そのため冬型コーデックスの発根管理を成功するには主根を切らない方が成功確率が高いと考えています。
発根管理の手順
実際に発根管理の手順を紹介します!
好みの樹形で枝折れが少ないものを選びましょう
消毒と発根がしやすいように薬に浸けます
薬剤に付けた後は更に発根剤を塗布して乾燥させてます
通気性の良い鉢、排水性の高い鉢に植えこみます
自生地に近い環境で管理します
ではここから実際の発根管理の方法と注意点を説明させて頂きます!
発根管理に必要な道具をこちらの記事にて詳しく紹介しているので是非ご覧になってください!
【7選】アガベ・コーデックス発根管理に必要な道具を徹底解説必要な道具
発根管理を成功させるには環境を整えることと、適切な処理を行うことが重要と考えます。
筆者がいつも利用している道具は以下の通りとなっています。
手順①
株を選定する
オトンナヘレーは独特の樹形が魅力的なので、好みの樹形を選びましょう!
また緑がかった株の方が鮮度が良いと感じます。(筆者経験談)
オトンナヘレーは独特の樹形・でこぼこの肌が特徴なので、好みの株を選ぶようにしましょう!
好みの樹形を選んでいただくと共にしっかりと新鮮かどうかが発根管理の成功率を左右させます。
そのため枝の折れが少ないものやしわが少ないものを選ぶようにしましょう!
あくまで筆者の経験談ですが、画像のように緑がかった株の方が鮮度が良いと思いますのでネットで購入する際の参考にしてみてください!
手順②
ダコニール希釈水
オキシベロン希釈水に浸ける
・500mlに5滴程度ダコニールを入れて半日浸ける
・オキシベロン100倍希釈で半日浸ける
オトンナヘレーの発根管理の際にまず行うのは根元の殺菌処理です。
今回は他の冬型コーデックスに倣って主根を切らずに処理を進めます。
まずダコニールを希釈水を作ります。
希釈水はいつも適当なのですが…500mlペットボトルに5滴程度入れております。
そちらに半日ほど浸けておきます。
筆者は朝にやる場合は仕事帰りまで、夕方〜夜に浸ける場合は朝起きるまでやっております。
ダコニール希釈水につけた後は発根を促進させるためにオキシベロンの希釈水に浸けます。
私の場合は100倍希釈で半日ほど浸けます。
濃いのはあまり良くないと思うので、長時間浸けたい場合は薄めの希釈水にして長時間つけるのが良いかと思います。
手順③
薬品塗布してから乾かす!
・ルートン、ベンレートを塗布!
・濡れているときに塗った方が塗りやすい!
・極力薄く塗りましょう!
・画像撮り忘れました…
オキシベロンに半日つけたら、乾かすのですがこの時に筆者はルートンとベンレートを一緒に塗布してしまいます!
乾かしてから塗るという方も多いです。
しかしルートンとベンレートは共に粉状の薬剤のため、乾燥した状態では薬剤がうまくつきません。
そのため筆者はオキシベロンに浸けたあと濡れた状態の時に薬剤を塗布してしまいます!
塗布する際はとにかく薄く塗りましょう!筆があると便利です!
ルートン、ベンレートを塗布したらしっかりと乾かしましょう!
手順④
鉢に植え込む
・土は排水性が良い物
・鉢もなるべく排水性通気性が良いものが〇
下処理も済んだので、鉢に植え込んでいきます!
冬型コーデックスは水耕よりも土に植えて乾燥気味に管理した方が発根確率が高まるように考えます。
鉢はスリット鉢など通気性、排水性が高いものがおすすめです!
土も同様で排水性が高いものがおすすめです!
土の配合はアガべの土と同様のものを使用しており、こちらで解説しております!
【初心者必見】アガベにおすすめの土を紹介!市販品or自作の土どちらがいい?疑問解消!植え込んだ後は筆者すぐに水やりを行い、微分を取り除きます!
手順⑤
温度高めで乾燥気味に管理
6月発根管理開始
水やり:土が完全に乾いたら水やり
温度:25度前後
置き場所:半日陰のベランダで管理 → 8月から室内の窓際に移動
室内の場合はサーキュレーターで風を当てましょう!
オトンナヘレーは乾燥した土地に自生しています。
腰水管理などはせずに、乾燥気味に管理します。
冬型コーデックスのため最も暑い8月には室内に取り込み、9月末頃には再度ベランダで管理を開始しました。
水やりは継続して、土が乾いたら水やりをしており基本的に週一回のペースで水やりを実施しておりました。
温室をお持ちの方は温室での管理が温度や湿度も管理しやすいのでおすすめです!
温室をお持ちでない方は別の記事で簡単な温室の作り方をご紹介してますので是非ご確認下さい!
【初心者必見】コーデックス、アガベの簡易温室を超簡単自作・DIY!あとは発根するまで根気良く待ちましょう!
植え込み後すぐに葉が出てくることもありますが、発根していないこともあります。
葉が多く展開し、調子を崩さず長い間管理できていれば発根出来ていると思います!
発根管理4か月後の様子
オトンナヘレーの発根管理をしておよそ4カ月がたち、10月頃には葉が多く展開し始めました!
冬型コーデックスのため気温の低下と共に動き始めました。
抜くのは怖かったため、抜いていないのですがぐらつきがないため発根したと考えています。
オトンナヘレーの葉はゴツゴツした肌の先端から生えてくることがわかります。
ゴツゴツの部分は過去に葉を展開していた箇所ということがわかります。
また新しく葉を展開するゴツゴツ部分は緑色をしているため、ベアルートを購入の際に緑の部分があれば比較的鮮度が高いというのは間違っていないと考えられます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はオトンナ ヘレーの発根管理についてご紹介させていただきました!
発根を保証する方法ではありませんが、株が新鮮な物であれば比較的簡単に発根が可能かと考えます。
是非参考にしてみてください!
他にも植物についての記事も書いてますので是非ご覧になってください!