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キフォステンマ マクロプス/Cyphostemma uter var macropusは、アフリカ南西部の国のアンゴラ原産の植物です。
キフォステンマ マクロプス/Cyphostemma uter var macropusは発根済みで販売されていることは少なく販売ルートもかなり限られており、基本的にヤフオク等でのベアルートで購入が必要のため発根管理が必要になってきます。
そこで、今回はキフォステンマ マクロプス/Cyphostemma uter var macropusについての発根管理の方法とポイントをまとめました。
・必ず発根を保証をするものではないのでご注意ください。
・また素人の方法になりますので参考程度にとどめてください。
このブログではアガベやコーデックスの個人輸入、発根管理歴4年の筆者が発根管理の方法や植物についての様々な情報を発信しております。
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キフォステンマ マクロプスの基本情報
キフォステンマ マクロプスはでっぷりとした樹形で人気なぶどう科の塊根植物です。
原産地はアフリカ南西部のアンゴラのナミベ州となっています。
ナミブ砂漠の近くに位置していることもあり気温が高く乾燥した環境を好みます。
キフォステンマ ユタ―もかなり似た姿ですが、その違いは樹形の形が異なります。
ユタ―は2mくらいの高さまで大きくなりますが、マクロプスは1mくらいまでしか大きくなりません。
発根済みのものは非常に高価でなかなか流通をしていないため、基本的にベアルート株で購入することが多いと思います。
数ある塊根植物の中でも成長スピードは非常に遅いのが特徴です。
発根管理の手順
大まかな手順はこのようになっております。
キフォステンマ マクロプスは非常に気温が高く、乾燥した土地が好みのため霧吹きなどは特段せずに乾燥して管理をします。
発根管理の手順と共に発根管理の成功を高めるポイントを詳しく解説させていただきます。
発根管理に必要な道具をこちらの記事にて詳しく紹介しているので是非ご覧になってください!
【7選】アガベ・コーデックス発根管理に必要な道具を徹底解説Step.1
キフォステンマ マクロプスの選定ポイント
このStep.1が非常に重要で鮮度の高い株を選ぶことが出来れば、発根管理の成功率は格段に上がります!
鮮度が悪く、枯れているものなどを選んでしまうとどんなにいい環境でも発根することはできません。
- 樹形が好みを選ぶ
- 重さがあるものを選ぶ
- 肌がはりのあるもの(シワシワになっていない)
キフォステンマ マクロプスの場合は基本的にヤフオクなどネットで購入することがほとんどだと思います。(今回筆者はヤフオクで購入しました。)
樹形は様々なものがあるので好みのものを選びましょう!
Step.2
主根を切り落とす
株を選び、手元に届いたら発根管理に入っていきます!
主根を切り落とす前にまずは腐りや枯れがないかチェックをしていきます!
株を購入して手元に届いたら、腐り・枯れがないかまずチェックします。
今回購入したキフォステンマ マクロプスは特段問題なさそうだったので、今回はこのまま処理を進めたいと思います。
マクロプスは主根を切っても切らないでもどちらでも大丈夫なようです。
しかし今回筆者はせっかくなので切ってみることとしました!
そのため今回も主根をバッサリと切っていきます!
腐りがある場合はそこはしっかりとカットしましょう!
今回切ってみると綺麗な断面でみずみずしい感じがして、鮮度は非常に良いです!
パキプスのような断面になっていました。
主根を切る際には剪定鋏や太い場合は鋸があると主根のカットが楽になります!
特に灌木を多く発根管理を行う場合は鋸があると非常に便利です!
特にオピネルのノコギリはデザインもよくコンパクトにもなるので非常におすすめです!
キャンプでも非常に人気のアイテムになっています!
Step.3
発根促進剤等の薬剤に浸ける
キフォステンマ マクロプスの主根を切ったら薬剤に浸けていきます!
- オキシベロンとダコニールに半日浸ける
- オキシベロンは100倍希釈
- ダコニールは500mlに対して数滴
オキシベロンとダコニールにそれぞれ6時間程度浸け、半日ほど薬剤に浸けます。
この辺りは他のコーデックスとかと一緒になっています。
消毒用にダコニールに6時間程度浸けています。
ダコニールは500mlに対して数滴垂らして使用しています。
ダコニールで消毒後にオキシベロンは100倍希釈(大体)に同じく6時間程度浸けます。
正直希釈はそこまで細かくせず、おおざっぱにしております。
薬剤に浸けるのは賛否両論ありますが、筆者的には使用しないより使用した方が成功確率が上がるような気がしています。
特に殺菌のダコニールやベンレートは必須だと考えています。
Step.4
ルートンを塗布して乾かす
薬剤に浸けた後は株が濡れた状態でルートンを塗布するようにしております。
濡れた状態でルートンを塗布する理由は乾いた状態で塗布しても、全く株に付かず効果性がないのでは?と考えたからです。
濡れた状態で塗布し、乾かすことでしっかりと株にルートンが付いてくれているように思います。
ルートンを塗布して半日程度乾かしたら、いよいよ鉢に植えこみます。
植物の切り口を乾燥させる理由は切り口に残った水分が菌や細菌の繁殖を促す可能性があるためです。
これはベアルートの場合、根のない切り口から病原菌が侵入する可能性があるため特に重要です。
乾燥させることで、切り口を保護し、植物が正常に発根するための環境を整えることができます。
また、切り口が乾燥している場合、根の成長を促進する成分が含まれているホルモンが活性化されることもあるようです。
したがって、切り口を乾燥させることは、植物の発根を促進する上でも重要な役割を果たすと考えています。
Step.5
鉢に植えて土耕で管理をする
ルートンを塗布して切り口を乾かしたら、いよいよ植えていきます!
今回は「土耕」で管理するため、いつもの用土を使って発根管理を行ってみたいと思います!
乾燥した環境を好むマクロプスの場合は水耕や腰水管理はせずに土耕で管理するのが良いと考えます。
筆者がいつも発根管理やアガベ、コーデックスに使用している土は下の記事の土を使用しています!
発根管理の成功率も高く良く成長すると思っています。(あくまで筆者の経験談)
Step.6
温度が高く、乾燥した場所で管理
鉢に植えこんだらあとは温室等で管理するだけです!
キフォステンマ マクロプス植え込んだらあとは発根しやすい環境=原産地に近い環境で管理します。
そのため温度が高く、乾燥した場所で管理するようにします。
筆者がキフォステンマ マクロプスを管理している環境は以下の通りになっております。
温度 | 約30度をキープ |
湿度 | 約40度程度 |
水やり頻度 | 3日に1回:土が完全に乾いてから |
風 | サーキュレーターを使用し温室内の風を回す |
温度はアフリカ原産の植物のため、とにかく高くするのが必須で、乾燥した土地を好むため湿度もなるべく低い方発根がしやすいと考えています。
そのため温度は30度程度、湿度なるべく低く維持するようにしましょう!
気温等を維持するには温室がないと実現が難しいです。
筆者はコーデックスや灌木系の発根管理には温室は必須だと考えています。
温室を用意して、上記のような環境を用意するようにしましょう!
水やりに関しては乾燥してからたっぷり上げるようにしましょう。
乾燥した土地が好みのため腰水管理などは不要と考えます。
また霧吹きも特段不要だと思います。
たまにHB-101のスプレーは行っています。
活力剤は発根管理中たまに上げた方が良いと思うので効果があるかは不明ですが、気休め程度で上げています。
このように植えた後は比較的温度・湿度は低い場所で管理をして、発根するのを待ちます!
また発根管理では株をなるべく動かさないことが鉄則です!
一旦植えて温室内で管理を始めたら、動かさずに見届けましょう。
何週たっても動きがない場合などリセットするときだけ動かしたりするようにしましょう!
とにかく敏感なのでそっとしておいてあげましょう!
キフォステンマ マクロプス経過観察
1週間程度過ぎたところで、先端に芽吹きそうなのが増えてきました。
芽吹きの兆候です!
マクロプスらしい葉っぱがどんどん展開されてきました!
発根しているかはまだわからないので、継続して慎重に管理していきます。
キフォステンマ マクロプス発根管理まとめ
今回はキフォステンマ マクロプスの発根管理について解説させていただきました。
必ずしも成功する方法ではありませんが、参考になったら幸いです。
キフォステンマ マクロプスは独特な樹形でかわいいと筆者は思います。
今はヤフオクなどで場合によっては一万円台で購入出来たりしますが、少し前だと10万円するときもありました。
いつ日本国内に入ってくるかもわからないため、是非今のうちにゲットしておきましょう!
是非キフォステンマ マクロプスの発根管理に挑戦してみてください!
このブログでは他にも植物の発根管理方法などもご紹介しているので是非ご覧になってください!