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最近人気のパキポディウムグラキリスをはじめとした塊根植物や塊根植物の王様と言われる「オペルクリカリア パキプス 」をなどの灌木系も非常に人気となっております!
今回は灌木系の植物の中でも比較的安価に購入出来、人気もある「ボスウェリア ネグレクタ」の発根管理について徹底解説させていただきたいと思います!
ボスウェリアネグレクタは最近色々なショップが入荷しており、盆栽のような見た目で荒々しい木肌と独特な繊細な葉の形状が人気の植物となっております!
未発根株であれば比較的安価に購入も可能ですので、灌木の発根管理に調整したい!という方にはおすすめの植物になっております。
・必ず発根を保証をするものではないのでご注意ください。
・素人の発根管理の方法になります。
このブログではアガベやコーデックスの個人輸入、発根管理歴4年の筆者が発根管理の方法や植物についての様々な情報を発信しております。
【発根管理】アガベのベアルートの発根管理方法!水耕が簡単が初心者におすすめ!
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【発根管理】パキポディウム グラキリスの発根管理徹底解説!必要な道具と手順
必要な道具
ネグレクタの発根管理に必要な道具は以下の通りです。
- ネグレクタ新鮮な株
- 通気性の良い鉢
- 排水性の高い土
- 発根促進剤(オキシベロン等)
- 殺菌剤
- 選定はさみ
- 霧吹き
- グローブ
- 温室
ネグレクタの発根管理で必要なものはこれらです。
一つ一つ解説していきます。
発根管理に必要な道具をこちらの記事にて詳しく紹介しているので是非ご覧になってください!
【7選】アガベ・コーデックス発根管理に必要な道具を徹底解説ネグレクタ本体
・枯れこんでいないか?
・黒く腐っている部分はないか?
特に鮮度が重要だと思います。
序期のポイントはチェックするようにしましょう!
通気性の良い鉢
通気性の良い鉢が発根管理には最適だと考えています。
持っている株に合う大きさの鉢を用意しましょう!
筆者が良く利用するのはこれらになります!
土
ソマレンセは基本的に土耕になると思いますので(今回は土耕での方法を紹介してます。)土がが必要になります!
アデニウムソマレンセは乾燥した土地で元々育つ植物のため、土はなるべく排水性が高いものがおすすめです!
オススメの用土はこちら!
ご自身で配合しているという方は下記私の配合例ですのでよかったら参考にしてください!
ご自身で配合する場合はこちらの記事を参考にしてください!
【初心者必見】アガベにおすすめの土を紹介!市販品or自作の土どちらがいい?疑問解消!アガベ用と記載されておりますが、ソマレンセにお使いいただいた問題ありません!
筆者はこちらの用土を使用しております!
オキシベロン
発根管理の強い味方「オキシベロン」「ルートン」です!
土に植える前にオキシベロンの希釈水に付け、ルートンを塗布すると発根成功率が上がると筆者は思っております!
ダコニール
発根管理はカビ、腐りとの闘いとも言えます。
そんなカビとの闘いの強い味方がこの殺菌剤の「ダコニール」「ベンレート」です!
植え付け後もたまにダコニールの希釈水を筆者は殺菌効果も狙って潅水するので、持っていない方は購入をお勧めします!
剪定鋏
剪定鋏は発根管理はじめ、植物を管理するのであれば必須アイテムとなります。
発根管理は主根を切り落とすので、その際に剪定鋏が必要となります!
灌木系で幹が太く選定はさみで切れないという場合はのこぎりがあると非常に便利です!
デザイン性も優れたオピネルの鋸がおすすめです!
霧吹き
霧吹きは植え付け後に必要となるのですが、こちらにも載せておきます!
葉が展開した後などに虫がなるべくつかないように葉水を行う際に必要となります。
掲載のGLORIA スプレーボトルは一回押すだけで普通の霧吹きよりも多くの量が出るので使用するのが非常に楽です!
グローブ
ネグレクタの発根管理の際はグローブが必須です!
理由はネグレクタから出る樹液がかなり粘着性が高い。
触るとべた付き洗っても中々取れない…
必ずグローブをして作業を行いましょう!
温室
夏場であれば屋外管理でも発根管理は可能だと思いますが、温度を調整できる温室があると発根管理の成功率がぐっと上がります。
塊根植物にはまっている方であれば温室は必須アイテムでもあると思うので、是非この機会に購入検討してみてください!
もちろん温室だけでなくヒーターも必須です!
自作の温室は別の記事で作成方法を記載しておりますので是非ご覧になってください!
【初心者必見】コーデックス、アガベの簡易温室を超簡単自作・DIY!ネグレクタ発根管理のステップ
綺麗な断面が見えるまで主根を切ります
発根促進剤、殺菌剤に浸けます
薬剤を塗布して一旦乾かします
どちらでも管理可能です!
灌木系は湿度の高い場所で管理します
手順を順を追って詳細にご紹介していきます!
ネグレクタは水耕、土耕どちらでも管理可能です!
①主根を切る
・主根を剪定鋏で切り落とす!
・黒くなっていないかチェック!
まずネグレクタが届いたら主根を切り落としてしまいましょう!
ネグレクタが太いと剪定鋏で主根を切るのが大変です。
その場合はのこぎりを使用しましょう!
この際グローブをお忘れなく!
樹液の粘着性が高いため一回触るとなかなか取れません…
切ったら断面をチェックしましょう!
黒く腐りかけていたらさらに切っていき、キレイな断面が出るまで切り続きましょう!
あまりに切りすぎても注意なので、適度なところでやめましょう。
多少の黒ずみ?であればそこまで気にしないで丈夫だと筆者は思っております。
そしたら続いては薬剤に付けていきます!
②薬剤に付ける
・50倍希釈のオキシベロン
・ダコニール数滴(忘れました…)
・約半日ずつ付ける!
オキシベロンとダコニールのお風呂にネグレクタを付けていきます!
これをするとしないではこの後発根率にかかわってくると思います。
ペットボトルでもなんでもいいのでとりあえず入れていきます!
③薬剤を塗布して一旦乾かす
乾かす前に「ルートン」を塗布する
濡れた状態で塗布するとしっかり株に付いてくれる
乾かすことで雑菌対策等になる
薬剤に付けた後は一旦しっかりと乾かしましょう!
乾かす前に筆者は「ベンレート(殺菌剤)」を塗っております。
濡れた状態で塗布するとしっかり株に付いてくれるからです。
粉状の薬剤を塗布する場合は薄めに塗りましょう!
粉の塊が残っているとカビの原因となりやすいので注意しましょう!
植物の切り口を乾燥させる理由は切り口に残った水分が菌や細菌の繁殖を促す可能性があるためです。
これはベアルートの場合、根のない切り口から病原菌が侵入する可能性があるため特に重要です。
乾燥させることで、切り口を保護し、植物が正常に発根するための環境を整えることができます。
また、切り口が乾燥している場合、根の成長を促進する成分が含まれているホルモンが活性化されることもあるようです。
したがって、切り口を乾燥させることは、植物の発根を促進する上でも重要な役割を果たすと考えています。
④腰水または水耕で管理する
・土耕(腰水)、水耕どちらでも管理可能
・植える場合は排水性の高い土に入れる
・水耕管理の場合は水に入れる
ネグレクタの発根管理方法は大きく分けると2つです。
・腰水管理(土に植える)
・水耕管理(水に浸ける)
基本的には腰水の方が土に根を張るので良いと言われておりますが、まずは腰水をしてみてそれでも発芽・発根等の動きが見えない場合は腰水に移行することをお勧めします!
それでは一つ一つ方法を見て行きましょう!
④-1.腰水管理の方法
・排水性の高い土、通気性の良い鉢で管理
・適当なサイズの鉢が収まる入れ物に水をためて腰水をする
・腰水は水が腐るので、毎日変えましょう!
排水性の高い土、通気性の良い鉢に植えて管理します。
おすすめの土の用土はこちらで紹介しております。
市販のものであればBest Soil Mixなどが良いと思います!
鉢に入れたら、鉢を適当なサイズの水を入れた入れ物に入れて管理します。
この時に水の水位が鉢の中の主根にかかる程度の水が良いと思います。
主根にかからない程度の水位の方が良いというご意見もありますが、筆者的には半水耕管理的なほうが発根・発芽率が良いように感じるのでしっかり主根に水がかかるくらいの深さ水位があった方が良いと思います。
④-2水耕管理の方法
・適当なペットボトルなどの容器に水を入れネグレクタを入れるだけ!
・水は毎日変えましょう!
続いては「水耕栽培」の方法について解説していきます!
水耕栽培の方法は基本的に腰水管理と方法は変わりません。
土に植えるのか、水に付けるのかの違いだけになりますが、土などが不要な分非常にお手軽に出来ちゃいます!
中には薬剤に入れた後も継続してオキシベロンに付けるという方もいるようです。
薬害の可能性もあるので、あまり良い気はしません。
であればメネデールなどの活力剤の方が良いと思います!
筆者は腰水をしてみて、それでも発芽・発根等の動きが見えない場合は腰水に移行することが多いです。
⑤暖かく、湿度が高い場所で管理
・温室がある方は温室で管理
・無い方は比較的暖かいところで管理
・気温30度程度 湿度70%程度が理想
温室があれば温室で管理しましょう!
温室が無い方は気温が高く湿度が高い場所で管理しましょう!
ベランダなどで管理して発根している方もいるようなので、夏など気温が高い時期であればいつでも大丈夫かもしれません!
ですが、温室の方が温度も安定しやはり発根率は良いかもしません…
1日朝晩二回程度霧吹きで水をあげて湿度をあげると動きが活発になる気がします!
ネグレクタ発根管理で発根するかどうかはこの温度と湿度が一番重要だと思いますので、しっかり高温多湿の環境を作ってあげましょう!
発根する条件(筆者の感想)
気温 | 30度程度 |
湿度 | 70%程度 |
基本的に温かい場所で自生している植物ですので温かい環境にすることがマストです。
湿度が非常に重要と筆者は考えます。
湿度が高いと発芽が早くなるので、湿度をあげると成長が促されると思います!
発芽したら発根しているというわけではないので注意!
発根管理を行う場合に温室で実施するのであれば育苗マットやパネルヒーターがあると便利です!
成功確率がぐんと上がります!
温室については別の記事にてご紹介しておりますので是非ご覧になってください!
【初心者必見】コーデックス、アガベの簡易温室を超簡単自作・DIY!あとは発根を待つだけです!
温度と湿度の管理をしっかりと行い、発根するのを待ちましょう!
発根管理したネグレクタの状態
・1か月間腰水で管理するも動きなし…
・その後水耕にしたら即発芽し発根もし始めている!
腰水管理を長らくしていてたまに発芽したと思ったら枯れてしまったりして、諦めていたのですが、試しに水耕にしたら一気に発芽し徐々に根が出始めております!
同じように腰水管理でダメだった場合はあきらめずに最終手段で水耕管理に切れ変えましょう!
息を吹き返す可能性大です!
発根後のネグレクタ
水耕管理後に発根し、その後は土に植えて水やりを2,3日に一回のペースで実施し管理を行いました。
無事に発根し、葉も多く展開しまし、いい雰囲気に仕上がりました!
まとめ
・腰水管理でダメな場合は水耕に移行するのもあり!
・温度湿度が重要!
30度以上湿度70%以上が理想!
ネグレクタ発根管理は筆者的にはそこまで難しくない印象です。
発根済みの株を購入するとなると高値になってくるので、未発根株を購入して発根管理に挑戦するのも良いと思います!
発根管理に成功した際はさらに愛着もわくと思いますし、是非挑戦してみてください!
このブログでは他にも様々なコーデックスやアガベについての情報を発信しております。
是非ご覧になってください!