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昨今人気が非常に高まっているアガベやコーデックスなどの植物。
折角高値で購入し大切に育てていても、害虫対策をしっかりと行わないとアザミウマなどに食べられてしまい、キレイな植物に傷が入ってしまいます。
そこで今回は効果的な害虫対策と、効果的な農薬/薬品をご紹介させていただきます!
・アガベを最近購入した方
・アガベの害虫対策をしたい方
・おすすめの薬品/殺虫剤を知りたい方
このブログではアガベやコーデックスの個人輸入、発根管理歴4年の筆者が発根管理の方法や植物についての様々な情報を発信しております。
【発根管理】アガベのベアルートの発根管理方法!水耕が簡単が初心者におすすめ!
【発根管理】アガベを水苔で発根管理する方法徹底解説!
【初心者必見】コーデックス、アガベの簡易温室を超簡単自作・DIY!
【発根管理】パキポディウム グラキリスの発根管理徹底解説!必要な道具と手順
アガベ管理で注意すべき虫一覧
アガベを管理する上で注意すべき代表的な害虫は主に2つです。
・アザミウマ
・ハダニ
特にアザミウマは大切なアガベの葉を食べて、傷が残ってしまうので注意が必要です。
詳しく解説させていただきます。
アザミウマ
・体長1~2mmの小さいため、見つけにくい
・葉を吸汁されるとかすり状になったり、褐色に変色する。
・気温が高くなってきたころに発生しやすい。
アザミウマは別名スリップスとも言われ、兎に角アガベの天敵はこいつです。
温度が高くなってきた春~夏にかけて被害にあいやすいです。
繁殖力が高く、繁殖すると他の植物にも移動する厄介な害虫です。
またアガベの場合は生長点の中に隠れる傾向にあり駆除するのに農薬/薬品が必須。
中央の茶色い線がアザミウマに食われた後です。
大事にアガベがこのような被害にあってしまいます…
ハダニ
・クモの仲間で増殖すると、葉にクモの巣みたいなものを作る
・繫殖力が非常に高く、一気に増える
・高温乾燥すると発生しやすい
・葉の裏に寄生する
アガベでの発生はあまりありませんが、植物を育てるとなると非常に厄介の植物なのでご紹介させていただきます。
グラキリスなど葉っぱがある植物は非常に発生しやすいので注意です!
ハダニはクモの中まで基本的に葉の裏に潜んでおります。
繁殖力は非常に高く少し放置すると爆発的に増加し、葉にクモの巣のようなものが出来、葉が白くなります。
葉が白くなり、見た目が非常に悪くなります。
アガベやコーデックスを管理する場合はこれらの害虫に注意を払うことが必要です!
では害虫対策やもし繁殖した場合の対処法をご紹介させていただきます。
【予防】アガベに効果的な事前害虫対策
➀葉水
➁液体タイプの殺虫剤(農薬)を使用
➂粒状タイプを植え込み時に用土に混ぜる
アガベの害虫対策では基本的に繁殖する前に事前に上記のような対策をしっかりと行い、まずは害虫が付かないこと、繁殖しないことがおすすめです。
効果的な上記の害虫対策を詳しくご紹介させていただきます。
➀葉水
・一番手軽
・霧吹き等で葉っぱに水をあげる
・葉の裏までしっかりと行うことが重要
葉水とは葉っぱに水を与えることです。
霧吹きや蓄圧式噴霧器等で水を葉にしっかりと与えることで葉についた水を飛ばしたり、乾燥していると虫がつくことが多いので水で濡らすことで虫を寄せ付けない効果があります。
また虫は葉の裏に潜んでいることもあるので、しっかりと葉の裏までしっかりと葉水を行うことが重要です。
管理している株が多いと、霧吹きで大量の植物に葉水を行うと非常に疲れるので蓄圧式噴霧器が非常にオススメです!
水やりでも使用できるので、お持ちでない方はあると便利です!
筆者はこのFLORA GUARD(ANMASという生で全く同じものございます)の5Lを愛用しております!
一気に葉水も水やりもできるので非常にオススメです!
こちら商品についてはこちらで徹底レビューしておりますのでご覧になってください!
【2023年レビュー】蓄圧式噴霧器手動でおすすめのANMASをレビュー!多肉コーデックスにおすすめ!FLORA GUARDの5Lは大きすぎるという方にはGLORIAのスプレーボトルがおすすめです!
1Lタイプと0.5Lの二つがありますが、0.5Lはかなり小さいので1Lタイプがおすすめです!
ダブルアクションという構造で一回トリガーを引くと引いた時と戻る時の力で、2回水が出るので、通常の霧吹きよりも半分の力で使用することが可能です!
植物に葉水、水やりを行う時にオススメの植物は別途こちらで解説しておりますので、是非ご覧になってください!
【初心者必見】コーデックス・多肉植物水やり道具悩んだらこれ!おすすめのアイテム9選!➁液体タイプの殺虫剤(農薬)を使用
・いわゆる殺虫剤で目で見える害虫に効果を発揮
・使い過ぎに注意!希釈を守って使用!
殺虫剤はもちろん繁殖した場合も効果的ですが、日ごろから定期的に使用することで虫が近づくのを妨げます。
おすすめの殺虫剤/農薬は下記となります!参考にしてください!
ご紹介する2つは共に天敵のアザミウマに効果を発揮します!
上記の2つが有名で効果性が高いと思います。
筆者も両方愛用しております!
ベニカXネクストスプレーはあると非常に便利です。
スプレータイプのため、そのまま植物に吹きかければ良いのでお手軽に使用することが可能です。
*他の薬品は水で薄めて使用することが必要なものも多いです。
アザミウマ、ハダニにも効果を発揮します!
週1回、週2回程度の頻度で使用すると害虫の予防になるかと思います。
こちらも薬剤として非常に有名なオルトランになります。
オルトランは粒状の薬剤と液剤の2種類にあるのですが、こちらは液状タイプになり、水で薄めて使用します。
*使用の際は必ず希釈率を守り、使用してください。わからない場合は薄めに使用しましょう。
こちらは虫にかけて殺虫する殺虫剤でもあるのですが、葉や茎から吸収されて植物体内にゆきわたり、広範囲の害虫に対して効果が持続する優れた浸透移行性殺虫剤です。
このオルトランを散布後に発生したり飛んできた害虫にも優れた効果を現しますので、害虫防除薬として適しています。
そのため日ごろから使用することで事前に害虫予防になるのです!
➂粒状タイプを植え込み時に用土に混ぜる
・植え替え時に用土に混ぜて使用
・土の中の害虫にも効果を発揮
粒状の薬剤は液状のものと違い土に混ぜるタイプとなります。
そのため液状の薬剤では退治できない土の中の害虫などにも非常に効果を発揮します。
植え替え時に使用するので、発根管理を終了した株や植え替えした株などに使用します。
粒状でおすすめの薬剤は「オルトランDX粒剤」がおすすめです!
匂いがきついですが、効果性は高いように感じております。
植え込み時、植え替え時に筆者は「マグァンプK」と一緒に入れるようにしております!
液剤のオルトランと同様で浸透移行性殺虫剤のため、植物に吸収され効果を発揮するタイプとなっております。
以上の➀葉水、➁液体タイプの殺虫剤(農薬)を使用、➂粒状タイプを植え込み時に用土に混ぜるをすると害虫の予防になります!是非参考にしてください!
続いては発生した場合に使用する薬剤をご紹介させていただきます!
【害虫発生後】アガベに有効な害虫対処法
アガベに害虫が発生しないように、予防策をしてもどうしても害虫が発生してしまう場合があります。
その際の対処法をご紹介させていただきます!
・直接取り除く
・液体タイプの薬剤を使用
万が一害虫が発生した場合は上記の方法で害虫を取り除きます!
詳しく解説させていただきます!
対処法➀直接取り除く
・ピンセットや水圧で直接除去
・目に見える害虫には効果的
・取り除き漏れが発生する可能性があり
害虫が発生した場合は目に見える害虫であれば直接ピンセットや指などで取り除くことも効果的です。
ハダニなど大量に発生した場合はシャワーや蓄圧式噴霧器など強い水圧で飛ばすのも効果的です。
しかしながら小さい害虫などは全てが全て目で見えるわけではないので、取り除き漏れが発生することがあるので、直接取り除くのと、薬剤を使う両方を実施することが一番効果性が高いです。
・液体タイプの薬剤を使用
・効果性が高く即効性あり
・希釈をしっかりと守る
・害虫は耐性ができるので複数の薬剤を使用する
・ダインを使用する
害虫が発生した場合、直接除去して更に薬剤を使用することでしっかりと駆除することが可能となっております。
今回紹介させていただく薬剤は全てアガベの天敵であるアザミウマに効果性があるものになります。
薬剤のほとんどは水に薄めて使用するため、しっかりと希釈を守って使用しましょう。
あまりに濃い薬剤を使用すると効果性は高いかもしれませんが、植物にも影響を及ぼします。
しっかりと薬剤のラベルに記載されている希釈を守りましょう。
アガベ用の記載がないことが多いので、筆者は一番薄い希釈率で薄めております。
薬剤を薄める時にはシリンジ(注射器)があると非常に便利です!
また害虫はいつも同じ薬剤を使用すると耐性が付き、同じ薬剤の効果がなくなってしまいます!!
なので薬剤を使用する際は必ず複数の薬剤を使用することが重要です!
おすすめのが薬剤は下記になります!筆者はこれを愛用しております!
マラソン乳剤、スミチオン乳剤はホームセンター等でも販売しているイメージですが、ディアナとアファームはあまり見かけないのでAmazonでの購入等が良いかと思います。
特にディアナSCはAmazonのレビューでも評価が高く、効果性が筆者の実感でも高く感じます。
価格は高いですが、効果性は高いので非常にオススメです!
ただし前述したように、効果性が高いディアナばかりを使用していると害虫は耐性を付け、効果性が低くなってしまいます。
そこで他のもしっかりと揃えて、ローテーションして使用することをお勧めします!
もちろん害虫が発生後にどれも高い効果性を発揮しますが、予防として使用することも勿論大丈夫です。
予防でおすすめした「ベニカXネクストスプレー」「オルトラン水和剤」と合わせて使用することをお勧めします!
これらは大事なアガベを守るためにもぜひゲットしてください!
また薬剤の効果を高めるために絶対に使用してほしいものがあります!
それが「ダイン」(展着剤)です!
展着剤は薬剤がしっかりと植物にくっついて、薬剤効果を高めるための液剤です!
しっかりと害虫を駆除するには必須の液剤ですのでこちらも必ず手に入れておきましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はアガベの天敵であるアザミウマなどの害虫対策について解説させていただきました。
折角高価なアガベなどを購入しても、アザミウマの被害にあって傷がついてしまったら悲しいと思います。
今回紹介した方法や薬剤を使用して是非健康に、キレイにアガベを育ててください!
このブログではアガベや塊根植物などの育成方法や発根管理、また植物を育てるのに有益な情報や個人輸入の方法までも紹介しております!
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